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優秀なプログラマーが作るプレゼン資料

 伝達や提案に使うスライドの作成も、プログラミングのスキルと似通った点がたくさんあります。私はたまに社内でスライド作成のワークショップを開いています。あるWeb情報を提示して、この内容を説明するためのスライドを1枚30分で作ってもらい、それをみんなで評価するというワークショップです。元は同じ素材にも関わらず、文字通り十人十色のスライドが出てきて、毎回、楽しみです。
 ここでも誘目性が重要になり、画面をどう分割して説明するか、本当に伝えたいことは表現できているかなど、特にこちらから解説するまでもなく、参加者は各自が作成したスライドをみて理解します。もっとも、スライド作成の正解はありません。私自身は次のことを意識して作成するようにしています。

 構想が決まってからパソコンで作業する
 話の流れを意識してレイアウトする
 整列など細かい調整は最後の最後にする
 自分の生産性と品質を把握する
 誰かに言われる前にあらかじめ作っておく

ということが基本で、下記のような趣味的なルールでスライドを作成しています。

 情報量のない余計な線は使わない
 長方形の角は目に痛くない角丸を使う
 無駄な色を使わず、意味を持たせる
 フォントサイズの大小はメリハリをつける
 ドロップシャドウはなるべく使わない
 既存のイラストはなるべく使わない
 普段は明朝、強調は太めのゴシック
 グレー表示で白黒印刷状態を確認
 話の流れに沿った3ペインで構成
 複数の文章の場合は長さを揃える
 雑誌のレイアウト・デザインを真似る
 写真等は大胆にトリミングする
 フォーマルかカジュアルかを意識する

オンラインプレゼンが増えてから、白黒印刷状態の確認は不要になりました。また、プロジェクターでは見えにくかった弱めのコントラストも問題ないようです。

4. 十人十色


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