コラム0100 レゴと彫刻とプログラミング言語
私は小さいころからレゴが大好きで、会社でもなにか屁理屈をつけて大量に購入したことがあります。ある玩具メーカーの幼児用ブロックの商品企画に関わらせていただいたこともありました。
数種類の色と形で組上げていくのが楽しく、なんでも作れてしまうような気がします。ですが、実際にはそれほどの大作や傑作ができるわけでもなく、結局ばらして箱にしまうことになります。それでも飽きずに、また別の何かを作り始めています。このままでは彫刻家などの造形作家にはなれそうにありません。
漠然と何でもできそうな気がする一方で、ちゃんとした立体作品には程遠い。これはプログラミングにおいても、入門用のビジュアル言語と、一般的なプログラミング言語の違いと同じなのではないかと思います。どんなアプリケーションでも作れそうな気がするけど、結局はちゃんとしたものができない。
では、一般的なC++やJavaなどのプログラミング言語は大丈夫なのでしょうか。これらも、機械語と比較したら、やっぱりおもちゃのように見えてしまうかもしれません。さらに、OSや計算機のチップ(CPU)の設計をしている人から見れば、そもそもソフトウェアがおもちゃに見えるでしょう。素粒子物理学の専門家から見ればCPUなんて・・・とキリがありません。
かといって無能感を感じる必要はありません。夢中でおもちゃで楽しく遊んでいればよいと思います。
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