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バグの原因2:都合のいい情報だけを信じてしまう「確証バイアス」

 確証バイアス(Confirmation bias)とは、自分の先入観で他人を見てしまい、自分に都合がいい情報だけを集めて正当化してしまうことです。
 おとり捜査の話でも触れましたが、論理的かどうかは置いておいて、自分の思った通りに動くといった自分に都合の良いプログラムが正解だと思いがちです。複数のバグがあって、たまたま思い通りに動いているだけ、ということがよくあります。論理的に正しく書いているプログラムの動きが思った通りにならなかったからといって、非論理的なプログラムをそのまま放置してしまいがちです。一旦は動きが思い通りにならなくても、どうして思い通りになっていないかの原因を客観的に見つけなければいけません。
 都合の良い情報よりも、都合の悪い情報の方が得るもの(=情報量)が多いのです。とはいえ普段の生活では、自分にとって都合の悪い、耳に痛い話を聞きすぎると疲れてしまいますので、ほどほどに聞き流しましょう。都合の良い、褒められたりする言葉だけ覚えておけば安心です。

4. 確証バイアス


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