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社会インフラのプログラミング

 うつくしい作品を作るプログラミング、たのしいプロトタイプを作るプログラミングをそれぞれ10年ずつ経験してきました。次に大きく変えるとしたら、と考えて、社会インフラに関わるテーマに取り掛かりました。
 最初は交通インフラのデータから人の流れを見て、効果的な施策を立案するための研究でした。次にエネルギーや水のインフラの研究に携わることになります。
 インフラは規模が大きく、長期間のスパンで考えなければいけません。つまり、関係するパラメータが膨大で、不確定性が高くなります。たいてい、全体を把握するのは無理、そんな先のことまでわからない、と諦めて、マクロに捉えたり経験則に頼ることが多かったようです。ここでも帰納法的な考えが優勢でした。理想的にはきちんとした理論やモデルを作るべきです。しょうがなく帰納法的なアプローチであっても、なんらかの合理的で、多くの人が納得する方法論が必要です。
 一見、うつくしくもたのしくもなさそうで、とにかく大変そうなテーマですが、うまくやればうつくしくてたのしいモノができるのではないかと期待していました。

5. 交通系ICカード


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