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第5回 レオポルド2世の後日談

昨日、ベルギーのレオポルド2世がコンゴの黒人を2千万人以上殺害したのにたいした罪にも問われずに亡くなったと書きましたが、調べ直すとまた思い出しました。
レオポルド2世には後嗣の王子が1人いたのですが、9歳の時にため池に落ちて肺炎をおこし、亡くなってしまいました。王妃は年取っていたので、愛人を作り2人の男子を儲けましたが、ベルギー政府からは認めて貰えず、王の死後、愛人は追放されました。王妃や王女たちとも疎遠な晩年でした。

葬儀の時は、コンゴへの残虐と愛人を作るなど、公私に渡るスキャンダルで国民の信頼は薄く、ブーイングが起こり、棺に唾を吐く者もいたという事です。
王位は弟の息子に渡り、その子孫が現在の王位についています。

2020年(ずいぶん最近ですね)、ベルギーの現国王フィリップ(当時60歳)はコンゴのフェリックス・チセケディ大統領(当時57歳)に書簡を送り、過去の植民地支配について「遺憾の極み」を伝えたということです。

※今日は「ドイツの変遷」を書く積りでしたが、上述が長くなりましたので、明日に回します!

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