Ge:ミスから始めるドカ食い気絶



一番近所の二郎インスパイア。
そこの汁無しを食べてみたい。
が、麺量が茹で前450gしか選べない。
困ったなぁ

俺の胃袋は、平均からほんのちょっとだけ頑張れるくらいだと思う。
近所の家系では並(茹で前160g)+ライス小で満腹。
近所の二郎インスパイアでは小(茹で前200g)で満腹、
たまに全てを終わらせたい時は中(茹で前300g)で腹を破裂させている。
そんな人間が茹で前450g。無理に決まってらなぁ。

でも食べたいな〜と思いながらインターネット(オタクの特技である)に励んでいると、どうやら同店の別店舗では麺量が選べるらしいことを知った。
しめたと思い家を飛び出し、歩くこと45分。
小躍りしながら券売機の前に立ち、「中が茹で前300gである」「汁無しは中、小、ミニ、大が選べる」ことを確認したのち、麺量記載のない 汁無し中 のボタンを押した。

交通事故の直前、視界がスローモーションになることがあるという。
俺の脳はそのような状況と判断したのか、券売機が釣り銭50円を吐き出そうと嘶くあいだ、以下の文字情報を認識した。

ラーメンの中は茹で前300gである」
つけ麺・汁無しも麺量は多め との記載
「汁無しのボタンに麺量記載は無いが、つけ麺中のボタンには茹で前450gの記載

人間は賢いもんで、汁無し中 の麺量記載がなくとも、茹で前450gであることが分かるのである。

震える声でヤサイ少なめと唱えた俺の前に、今の心境よりさらにずっしりとした丼が到着。覚悟!


覚えているのは、最初の2,3分は最高に幸せだったこと、半分食べたあたりで既に満腹だったこと、残り1割くらいで満腹中枢がぶっ壊れてなんとか食べ切れたことくらい。
行きの倍の時間をかけてどうにか帰宅できた。俺はこのまま気絶すると思う。

胃薬、買って帰ろうと思ったのに忘れてたなぁ。

値段変わらないし、食券渡す時に小に変えて貰えばよかったなぁ。

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