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リーダーシップこそ最も重要な力

こんにちは!

今回は、最近読んだ
伊賀泰代さんの「採用基準」

について話したいと思います!

気になる方は、最後にURLを貼っておくのでチェックしてみてください!


①リーダーシップこそ最も大切な力

まず、本書の結論は
地頭より論理的思考よりも大切なのは「リーダーシップ」です。
ここでいうリーダーシップとは、人に指示が出来る人ではなく、問題をしっかり見極めて成果を出せる人と定義しています。

なぜ、リーダーシップが最も重要かというと、これは世界を生き向くために必要なスキルだからです。

例えば、テーブルの上に余ったお菓子があります。会議は終了し、皆んなが帰ろうとしています。その時に
「余ったお菓子誰持って帰りませんか?お子さんのおられる方どうぞ!」
と、一言が言えるのもリーダーシップがあるからです。大袈裟に聞こえるかもしれませんので、少し深掘りましょう!

先ほどの状況なら、おそらくお菓子を欲しいと思ったり、どうしようか気に留めた方はいた人はいたはずです。それをある人が声に出して解決してくれました。

これを仕事に置き換えると、ある問題が生じた時に、それをしっかり見極めて解決策を提案できる人。この人こそリーダーシップのある方であるといえるでしょう。場面は違えど、やっていることは同じです。
このように、リーダーシップを必要とする場面は日常にも存在しており、特別なプロジェクトやイベントである必要はありません。
だからこそ、社会において地頭や論理的思考よりもリーダーシップが大切なのです。

では、どのようなことがリーダーには必要なのか?
本書ではリーダーのタスクが4つに分けて紹介されています。

❷リーダーのタスク


リーダーには以下のタスクが必要になります。

①目標を掲げる
②先頭を走る
③決める
④言葉で伝える
順に説明していきます!

①目標を掲げる
まずは、ゴールとなる目標を立てましょう。
ここで1つポイントがあります。この目標は、チームを鼓舞するものであることです。なぜかというと、人がつらい環境でも頑張り続けられるのは、それを乗り越えたら報われるという思考があるからです。だから、リーダーは明確な目標(ゴール)を設定して、それをチームに伝える役割があります。

そして、明確であることを怠ってはいけません。例えば、部活の練習で監督が「俺が終わりと言うまでランニング!」というメニューほど辛いものはありません。なぜ辛いかというと、ゴールが不明確でいつ終わるかわからないからです。だからこそ、明確な目標を掲げることが重要です。

②先頭を走る
マラソンで例えると、先頭グループにペースメーカーとなる選手がいますね。しかし、それは複数の選手ではありません。
なぜでしょう。
答えは簡単で、先頭で走ることは、それほどエネルギーを使うことだからです。
しかし、ここで先頭を走ることこそ、リーダーに必要とされる要素です。リーダーが先頭を走るからチームはついてきてくれます。リーダーはお山の大将ではなく、チームを導く人であるべきなのです。

③決める
これをリーダーが行うメリットは「何かを決断することで、問題を浮かび上がらせることができる」という点にあります。
これは「問題を生じないようにする」という話ではありません。なぜなら、いつ決断しようと、当然のように問題は生じるからです。そして、それを最小限に留めるために「万全の態勢が整うまで待つ」。これも得策ではありません。なぜなら、そんな状況はほとんどありえないですし、これが未来に指針を向けたプロジェクトであるなら尚更です。
だからこそ、リーダーが責任を持って決めることが重要なのです。

④伝える
人は一人一人違う感性を持っています。そして、その集合体がチームです。この集合体に対して、「言わなくても分かるよね?」という考えはあまりに無責任かつ怠惰な考えでしょう。そして、このチームが多様性に溢れるほど、そのチームは強いです。その個性が異なる個々人に伝える力がリーダーには必要です。これより、着目点こそ多様であるが、目指すゴールは同じという最高のチームが完成します。
これはお金をかけることなく、お金以上にチームを鼓舞する手段になり得ます。

❸最後に

今の時代はリーダーシップが必要です。しかし、日本にはそれが不足していると本書の著者は記しています。
例えば、
昨今、日本のパワーワードである「グローバル人材」と海外で使われる「グローバルリーダー」。

この2つは同じようで明確に違います。
前者の定義は
「海外でも活躍できる優秀な人材」
対して後者は、上記に加えて
「現地社員を率いて、組織を回していけるリーダー、事業開発や問題解決のプロセスを率いていけるリーダー」
が加わります。
もし、前者の定義が異なっており、リーダーシップも含むという意見がある場合、なぜ日本は「リーダーシップ不足」という問題に陥っているのかという疑問が生じます。
それは、リーダー的要素を育てなかったことに他なりません。
つまり
いくらグローバル人材を生もうが、リーダーシップなしには解決する問題も解決しないということです。

そしてリーダーシップは、後天的スキルです。

つまり、今からでも養うことは出来ます。そして、これはいつでも、どこでも養えます。
自分のために、多くの人のためにその力を身につけましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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