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【コラム】登録販売者の競争優位性と人材としての市場価値を高めるためのEBM

 登録販売者の実務に医学論文(いわゆるエビデンス)は不要という考え方は、筆者としては“非常にもったいない”の一言につきます。登録販売者は、医薬品販売に関わる資格ではありますが、実務としては医薬品の販売者に他なりません。そして販売者とは、販売に必要な商品知識や販売技術、仕入や在庫管理、マーケティングなど、より高度で専門的な知識を持つ人たちのことです。
 
 販売者としてのポジショニングを考えたとき、他者(同僚や薬剤師)との差別化をはかり、人材市場における競争優位を確保することで、自分の市場価値を高めることができます。このような競争優位性の確保は、労働に対する対価はもちろん、仕事に対するモチベーションの向上転職の際にも有利に働く可能性があります。
 
 競争優位性を評価する上で役立つフレームワークに5(ファイブ)フォースモデルを挙げることができます。今回の【コラム】では、登録販売者における他者との競争優位性EBMのスキルの関係性について考察します。
 なお、EBMとは医学論文を活用するスキルのことであり、詳細は以下の【コラム】で解説しています。

ポーターの5フォースモデルとは?

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