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幻想文学

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#詩

FFF

腕に桜の舞い散る生首があった。
気持ち悪くなって燃やした。
トイレは汚かった。
吐きたくなって吐いた。

Fuck you
Please give me と書かれていた。
そこには自由があった。
自由があったから死にたくなった。
死にたくなった、という安易な言葉が自分を殺した。

凶器があった。
既に背中に達するくらい突き刺さっていた。
だから凄い勢いで引き抜いた。

綺麗な凶器だった。
切っ尖が

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