誰でもカメラ
最近、写真撮影現場で「 実験 」をしている。
「誰でもカメラ」というものだ。
適当にカメラを1台置いて
気が向いた人が写真を撮って遊ぶ
そんなカメラに写っていた写真を現像してみると結構ユニークで、自分以外の視点を知ることが面白いと気づくことが多いのだ。
撮影前日に急いで作ったカーテンと、私。
カメラ設定はオート。
明るい暗いは自動補正だけど
夫婦同士が撮る写真はどこか似ている。
ピントは来ていないけど、好きなもの、美しいものを撮りたいと思う感覚が写真には宿っていた。
青と赤のバランスが何ともいえないコントラストを生んでいる。
神か。
旦那さんから奥さんに向けた、変顔写真たち。
ふたりの関係性だから撮れる写真で
初対面の私には中々ハードルの高い写真。
写真の視点と
関係性は
密接にリンクしている
素敵すぎる。
写真というものは不思議で、撮る人の視点と、撮られる人(モノ)の関係性が顕著に出るから面白い。
私が撮った写真は、誰かがそっと見ていたような「第三者的視点」が多く、踏み込みすぎず、遠すぎない、といったもので、ずっと以前より「見守るスタイル」と勝手に呼んでいる。
そんな、見守るスタイルの写真がこちら。
ほら、視点が違うでしょ。
写真から読み解く視点って
いわゆる、思考の見える化。
写真を学ぶことだけでは到達しない世界を見せてくれる、誰でもカメラ。技術面も大切だけど、「撮りたい!」とか「おもしろい!」の気持ちを思い出すきっかけになる試みを、これからも続けたいと考えている。
たのしい。
また、書きます。
Syuheiinoue
○Instagram、Twitterとか
https://bio.site/syuheiinoue
○今回ご紹介した夫婦のインスタアカウント
AKINAI GARDEN STUDIO
夫婦2人組みの建築家ユニット
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