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ジャッジ求む! 言葉で嫁さんとスレ違った一夜のできごと

先日、嫁さんとちょっとした言い争いになった。いや、といってもそんなに大げさなモノではない(はず)なんだけど。とはいえ、似たようなスレ違いを味わったコトがある人もいるかもしれないので、誰かの後学になればと思いちょっと訴えかけたい。

LINEのメッセージが仇に…

コトの発端は、ボクが都内でちょっとした飲み会へ参加していたときに起きた。それ自体の始まりは19時頃であったが、30分ほど過ぎた頃、ボクは嫁さんにLINEで一本のメッセージを送った。

「22時には帰る」と。

そこからいい感じに会話もはずみ、気が付けば22時近く。一緒に飲んでいた方と解散して、電車に乗り込みボクは埼玉県にある自宅へと戻るべく帰路へ着いた。

そして、途中でちょっとコンビニなどに立ち寄りつつも、ようやく家に着いたのが0時ごろ。ほどよくベロベロになっていた自分にうっすらとした罪悪感をおぼえていたものの、こと時間については約束を守っていたはず…。でも、嫁さんは獲物を見つけた獣のような眼差しでボクにこう訴えかけてきた。

「何で約束破ったの?」

いやいや「ちょっと待て」と! ちゃんと「『22時には帰る』と言ったはずじゃん!」と返したものの、嫁さんの思わぬ一言にボクはこの上なくうろたえた。

勘のよい方であれば、もうお気づきかもしれない。そう、ボクの送ったメッセージが嫁さんとの間でスレ違っていたのである。

内容は「22時には帰る」と共通しているものの、ボクはその時間に帰路へ着くはずだった。対して、嫁さんは22時には「自宅へすでに到着している」という意味で受け取っていたというコトだ。

その夜…いや、翌日までボクら夫婦がどうなっていたのかはおおよそで想像してもらうしかないのだが、モヤモヤした気持ちもありながらボクはただただひたすら「ゴメン」と嫁さんに頭を下げ続けていた。

いつ何をするか伝える大切さ

さて、ここからはすべてボクの一方的な「言い訳」のターンにしたい。いまだにちょっと、心のなかではしっくり来ていない部分がありながら…。

もう「22時には帰る」と言ったのはコトの顛末どおりで、それ以外に何も語りようがない。だって、自分はその時間には少なくとも電車に乗っているつもりでメッセージを送っていたのだから。

でも、嫁さんはそう思っていたなかったのもいいようのない事実で、とにかくその時間に自宅へいるものだと思い込んでいた。

でもでも、当初はそんなに悪いコトをした自覚はなかったのだが、だんだんと自分の伝え方を反省し始めた。

仕事の連絡では「○時に到着」とか「○時に集合」とか、その時点で自分が「どうしているのか」と齟齬がないよう結論をきちんと伝えようと努めているのに、嫁さんに対してはどこか甘えていたのかもしれない。

次回からは「22時に電車に乗る」とか、自分の行動をきちんと示さなければならない。そう固く誓った、一夜のできごとだった。

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曖昧な伝え方は、意外とやってしまいがち。いつ自分が何をするのか。きちんとした形で示すのは、相手との信頼を築く上でも大切だ。

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