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ランナー1・3塁を指導するポイント

ランナー1・3塁

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この状況を聞いて嫌な思い出をもつ元野球部員は多いはず。

大学生以上のレベルになると話は違ってくるが、小中高の野球の試合では1・3塁からのトラブルが多発する。

守ってる野手も攻めているランナーも「できれば何も起こらんといてくれ」「穏便にすませてくれ」と願いたくなるのが1・3塁なのだ。

でも、この場面はしっかり物事を整理して、優先順位を決めて練習してしまえば冷静にプレーできるようになる。

むしろ選手のパニックを作り上げているのは指導者自身が感覚的に、結果論で指導していることにある。

守備側は成功すれば、失点を防げるけどミスすれば失点しランナーは残る。

攻撃側も、圧倒的有意とはいえランナーがヘマをすればダブルプレーでジ・エンドもありえる。

送球・カットプレー・判断の声・挟殺プレー・スタートなどが合わせ技で求められるこの場面をいかに指導するのか。

これはチーム力向上には欠かせません。

むしろこれさえできれば、色んなプレーや判断を学べるので他に応用も可能になるということで、張り切って指導していきましょう。

★ランナー1・3塁の心得


・優先順位の一番上は三塁ランナーをホームインさせないこと
 (当然、点差によっては変わることもある)

・プレーは「声」「ダッシュ」「キャッチボール」で構成される。
 (どれが欠けてもチームプレーは崩れてしまう)

・この場面で攻守とも自信を持ってプレーできるチームは強い

★投球と同時に一塁ランナースタート


【守備】
●2→6(→2) 一塁ランナーアウト(三塁ランナーアウト)
 

 ・2は二塁に低いストライク送球
  (三塁ランナーのちら見を忘れずに!!)
 
 ・6は①一塁ランナーをアウトにできるタイミングである
    ②三塁ランナーが走っていない
  という2つの条件がそろった場合「ノー」と言ってタッチプレー。
  それ以外は「カット」。
 
 ・4はスルーする場合、偽投などフェイントを入れて三塁ランナーを走りにくくする
 

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