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公衆電話に救われた話

こんにちは ぐり です。

大雪に見舞われたある日の出来事…

携帯電話を1人1台持つこの時代に
公衆電話に救われたエピソードをかたります。

携帯がないと何もできない

その日は、あるお仕事の面接があり
14:00に会社を訪問する予定でした。


車に乗って時間にも余裕を持ってうちを出た10分後


あれ、場所は◯◯でよかったよね・・・と
信号待ちで携帯メールを確認しようとしたとき、カバンに携帯が入っていないことに気づき青ざめる私(°▽°)


ちなみに、ビルの場所は頭に入っていたので
会場まで行くことはできたのですが

会場のビルに着いたら担当者宛に電話連絡を入れて欲しいとの指示があり

その担当者の電話番号を控えていなかったのです・・・・汗


手帳を舐めるように見返しても電話番号は書かれていない


ここまで、正味2分ほどの間
頭の細胞が総動員して
この不足の事態にどうすればいいのか
「解」を探しまくった結果


1.まずは、待ち合わせのビルまで出向き、担当者と直接話ができないか

2.セキュリティが厳しいため、中の担当者と連絡がとれない可能性が高い。
 その場合は、派遣元に連絡し担当者の連絡先を聞く。


この2つの方法が導き出された・・・・


まずは1を選択し、時間的にも余裕があったのでまずは待ち合わせ場所のビルへ行ってみる!

そこで判断し連絡が取れない状況なら2を実行と決断。


身体中からアドレナリンが出てるってわかるくらい頭が沸騰してやるべきことに集中していたので

それから駅前の駐車場に入るまでの記憶がまったくないです😅


確かこのビルのはず、、という場所について
ビルの1階で訪問先の企業名を探してみるが・・・・

ないではないか・・・💦


確かにこのビルの名前だったのに
何故なんだぁぁぁぁ~~

エレベーターでそれらしき階に上がってみるも見当たらない。


レンタルオフィスの受付でお姉さんに聞いてみるも

「申し訳ありませんが存じ上げません」

・・・だよね。


そこですぐに「選択2」に切り替え
受付のお姉さんにPCレンタルをしていないか聞くも

「レンタルオフィスで契約している方のみ使用可能となっております」

・・・・・・ですよねぇ。


電話を貸してもらおうかと思ったが
ムリゲーな感じでピシャリと言われたため


公衆電話を探すしかない!!!



さあ、みなさんにお聞きしたい。


私が携帯(ガラケー)を持ち始めたのが1997年?くらいだから
25年以上前に公衆電話との関係を断ち切った人間として、それ以降初めてと言っていいほど公衆電話を探しましたよ。マジで。


公衆電話のあるところは、コンビニ、病院、駅‥‥んーーーーあとはどこだ?????


間待ち合わせ時間まであと5分。
もうタイムリミットギリギリ。


近くのコンビニは遠く、駅まで行って帰ってくるのも無理


ああ、遅刻は決定だが、このまま連絡が取れない状態で、面接をブッチしてしまうことになるのだけは絶対に避けたい。


どうする?私。。。


普段から公衆電話のある場所なんてチェックしていないので、とにかく近くでありそうな場所をウロウロ探す。


そして本当に奇跡的に反対側のビルの階段下にひっそりと公衆電話が鎮座しているのが
見えるではないですかぁぁぁぁ(泣)



猛ダッシュで公衆電話に向かう前に財布の中身を確認。


小銭がなければ電話もかけられないから。
私の財布にテレカなど入っているはずもなく(笑)
案の定10円玉しかない。


ビル前にある自販で1000円札を崩し
小銭をゲットしてから公衆電話へ猛ダッシュ。


そして、ここでまたもや壁が立ちはだかる。
だって派遣元の電話番号なんて覚えていませんから。

携帯の連絡先にちゃんと保存してあるから
いつもは何も問題はないのです。通常ならね。


名刺とか手帳に挟まっていないかも確認したけどナッシング。


電話番号がわからない。

   ↓

104で調べるしかない。



そう。
昔はタウンページやハローページが自宅に必ずあって、お店の電話番号や知り合いの電話番号を調べてかけるのが普通でした。


公衆電話のところにも置いてあった時代もありますが、それも見当たらず、104にかけるしかないでしょう!!



104なんて何十年ぶりかけたんだろう。


ものすごく落ち着いた声のおばさんお姉さんの声とは裏腹に

「〇〇会社◯◯支店の電話番号お願いします」と早口でまくしたて待つこと数十秒。



「申し訳ありませんお申し出の会社の番号登録がありません」と
非情なアナウンス・・・。


ここで食い下がってはいられない。
本社の電話番号を聞いてみると
「本社の番号登録はございます。ご案内いたします。」


ありがとうございます〜〜〜。
メモメモする時間もなく
アナウンスされた番号を必死で暗記し


すぐに100円玉を入れ本社へTEL


今の状況をかい摘んで説明すると
電話口の方はとても察しの良いかたで

私が非常事態であることや
何も言っていないが公衆電話でかけていることも察してくださって


「すぐにお調べし担当者連絡先を確認しますので電話を切っていただき2分後にまたお電話ください。」


神対応ってこういう時に使うんだなと思った。


100円で通話できる時間は正味1分程度
(時間帯と距離によって変動します)

ずるずる電話を繋いだまま待たせるのではなく、一度切ってまた電話をくださいと瞬時に判断できるあなたは素晴らしいです。本当に。


それからきっちり2分後に電話をかけ
先ほど対応してくださった方に繋いでもらったら状況が一転。


「大変お待たせして申し訳ありませんでした。
担当者の連絡先を確認し、失礼ながらこちらで〇〇様の状況もお伝えしておきましたので、慌てずに〇〇ビルまでお向かいください。入り口で担当の〇〇様がお待ちしておりますとのことでした。

遅刻に関しても面接の合否に影響はございませんので、落ち着いて面接に臨んでいただければと思います。頑張ってくださいね。」



なんということでしょう。
今からこのありえない事態を説明し、面接していただけるのかも怪しいという状況だったにもかかわらず、それらをすでに説明し、対処してくださり面接のセッティングも確約してくれたとは。


すでに2回目の電話を切った時点で待ち合わせ時間ぴったり。
ここからビルまで歩いても3分はかかるので、明らかに遅刻です。

半分、いやほとんど面接は断られると思っていただけに、派遣元の神対応に感謝しかありません。



両替するために買った水を飲んで
ここでようやく息をついた感じです😅


無事担当者と落ち合い、面接もでき
皮肉にも公衆電話の話で盛り上がり・・・

危機管理能力やアナログツールの再認識など
思った以上に今回のハプニングから色々な話題に繋がり・・・


胸はハカハカ・ドキドキしたまま
なんとも言えない気持ちで帰路につきました。


今こうやって文字にして打っているだけでも
その当時の状況を思い出し胸が苦しくなるほどパニックな状況でした。

「携帯を忘れただけなのに・・・」


今回のことで私が感じたこと・学んだこと

 1 デジタルツールを過信しない
 2 財布にテレカを入れておく
 3 公衆電話の場所を日頃からチェックしておく
 4 電話対応にマニュアルはあるも、相手の期待の上をいく対応を
 5 外出前の持ち物チェックは入念に
 6 非情時にアナログツールで対応できる準備をしておく


皆さんの近くで公衆電話のある場所
ぜひチェックしてみてくださいね。


「公衆電話」と「104」と
電話口で神対応してくれた派遣元のスタッフさんに救われたお話でした。


長々とお読みいただきありがとうございました。

*面接は無事に通過し採用連絡いただきました。

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