2019年综艺市場⑤伝えることの社会化

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2019综艺市场：类型多元化 明星素人化 台综网络化 传播社会化
作者： 杨光 来源：新华网
2020-01-02 18:07

伝えることの社会化

喜びを届けなければならないが、更に必要なのは深い社会的意味を届けること

興味深いのは、ここ2年のバラエティ番組の研究の方向性である。 最初のリアリティバラエティ番組への慈善的な部分の注入から、その後の娯楽と社会的意義を組み合わせるようになり、コンテンツから広める方式へ、オンラインからオフラインへと、バラエティ番組はますます社会的責任を広めることと価値の先導を重視するようになってきている。

《极限挑战》《奔跑吧》などの屋外リアリティ番組は、最初に番組にチャリティー的な部分を注入した。チャリティーコンサートを行い“阳光跑道”企画を始動させる、「都市ごみ」をテーマに任務を実行する、オフラインでのチャリティー活動を行う、など有機的に番組のエンターテイメント性と社会的意義を融合させようとし、番組の社会的価値を高めた。

また、今年発売された新しいバラエティ番組の中には、番組の背景にある社会的な意味を深く掘り下げた良い番組も数多くある。 《明星大侦探》の新シーズンはぴったりと社会の話題をフォローして、「ネット暴力」や「ピラミッドセーリング（ねずみ講）」などの社会的な話題を切り込む角度としており、ネチズンの間で熱い議論を巻き起こした；《奇葩说》はシリアスな社会的な話題をエンターテインメントの方法で取り上げ、番組の社会的価値を強化し、番組自身の脱皮と変革を実現した； 《小小的追球》は環境保護事業を投入することによりチャリティーの力を伝えることをプロットとしており、視聴者に番組から環境保護の重要な意義を感じさせた；《忘不了餐厅》では、アルツハイマー病の実話をもとに、社会に対してそういった老人へのより多くの愛と介護を呼びかける…。

チャリティーをバラエティに融合するこのような番組の他にも、同様に注目を集めているチャリティー番組は沢山ある。純粋な貧困扶助番組《我们在行动》はチャリティーを内核に据え、企業の責任感とスターの影響力をチャリティーの価値に導入しようとする；《我想见到你》は「平凡な中に偉大なことはある」という主題に内包された説明に視線が集中した；チャリティー人探し番組《等着我》は、六年間続き、19000人が家族団らんの夢を実現するのを助けて、社会の力を凝集し、社会の価値を伝えた。

オンラインで放送される内容の他、バラエティ番組は社会の価値と社会の意義を伝える上で、オンラインとオフラインの連動を更に重視している。《天天向上》は「天天図書館」を作り、子供たちが本を読む夢を達成するのを助けた；《拜托了冰箱》はオフラインで「食べ物のシェア」というチャリティー活動を発起した；《放开我北鼻》は北京と上海に「北鼻特別列車」を開通させ、必要な人に座らせるなどするよう主体的になることを提唱した。

純粋なチャリティ番組であるか、番組の中にチャリティの部分と要素を融け込ませたものであるかを問わず、いずれも視聴者の高評価と話題を得ている。いくつかの娯楽性があまり強くない純粋なチャリティ番組も視聴率、アクセス数、口コミも優れている。観衆に見てもらえるバラエティ番組はただその中から楽しさ・幸福を得ることを目的としているのでなく、興味深くより有意義であり、社会の価値を伝えるものであることがわかる。楽しさの後に感じられる番組の背後にある社会的意義こそが観衆の求めているものであり、このこともまた放送プラットフォームとバラエティ番組制作会社の将来の研究方向になっていくだろう。