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【ライブレポート】『奏艶』葉月(lynch.) 20th anniversary@メルパルクホール

葉月 20th anniversary 奏艶@メルパルクホール
1/19 お疲れ様でした。



日向坂46(ひなたざか)の由来となった日向坂(ひゅうがざか)

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そして、箱根駅伝でよく映る増上寺に寄り道。
ついでに東京タワーも撮った笑

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ご飯食べた後にライブへ。

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SEが聞いたことあるなし、絶対BJORKだろ!と思って、SHAZAM大先生を使ったら、終始BJORKでした笑

因みに聴いた曲は以下の通り。
・Pagan poetry
・FROSTI
・AURORA
・An echo a stain



17:34頃に暗くなり、赤い幕に光があたる。
その後開かれ、洋楽器隊が弾き始める。


編成は以下の通り
Piano
Timpani&percussion
violin*4
viola
cello
contrabass



その後、後ろの幕より後光が差して葉月が入場し、厳かな拍手に包まれる。
(※カバー曲の感想は原曲を聴きながら、書き起こしました。元からは知ってる曲は一部のみ)

始まりは「軽蔑」
原曲のピアノイントロの切なさに弦楽器隊の繊細な響きが入り、より寂しさを助長させるアレンジとなっていた。

ばっちりと決まった後、懐かしく響く「introduction」。
個人的に聴くのが2015年のTOKYO DONE CITY HALL以来だろうか。
生楽器という当時と同じ始まりを彷彿とさせた、あの流れ。

不穏な弦楽器と、ピアノ、そして待ってましたと言わんばかりに恐怖感を煽るティンパニー、照明は怪しげに赤色に染め「D.A.R.K」へ。
楽器隊、照明、声、どれも美しく、サビの美しさの旨味を全体に行き渡らせていた良アレンジで胸が煌めいた。




バスはないはずなのに、四つ打ちが鳴り響く。なんと「CRYSTALIZE」!
まさかの曲で驚いたが、旋律が素晴らしく、原曲の透明感とダンサブルな雰囲気を消さずにここまでできるのか、と思った。






MCへ。いつもは曲やってる途中にチャック空いてるのが怖いらしいw
さすがに5回目で慣れただから、事前にチャックの確認はできたそうでご満悦な葉月さん。


ピアノイントロは原曲(軽蔑が入ってるCD)同様相変わらず美しいメロディーから始まる「THIS COMA」。
そこに弦楽器や葉月さんの声が入ることですぅっと色々な物が体に吸い込まれて、癒される感覚があったというか。ピアノもだけどw





カバータイムへ移行「密室(BUCK-TICK)」が披露。地に足が着いたアレンジだが、退廃的ながら美しい世界観を見せていた。

続いては「街路樹(尾崎豊)」。泥臭い原曲とはうって変わり、洗練された夕日の都会を歩く雰囲気だが、暖かい雰囲気は変わらないように感じた。

葉月の敬愛する清春が務めたバンドより「くちづけ(黒夢)」。
タンゴのようなリズミカルな弦楽器と、得意の艶めかしボイスが響く。




暫く葉月は捌けた後、スモークがかかっていた。後ろの幕は開かれ、なんとそこには和楽器隊が!
それぞれソロパートを披露。その後、セッションに移行。

因みに和楽器の編成(披露順)は
・琴
・二胡
・尺八
・和太鼓



その後、RRで着た法被(?)を着て静かに登場。そのまま「水鏡(Cocco)」へ。
原曲の病みさがありつつ、愛する者の執念が強く前に、繊細にも出ていた。


MCタイム。「さっきのRRで来た衣装なんだけど、気づいてましたか?」とファンに問うたり、
和楽器って普段聞きに行く機会がないけど、綺麗な音してるのでじっくり聴いてるね的な感じだったかな。




意外な曲と漏らし、披露された曲は意外すぎる「LEMON(米津玄師)」
元々の弦楽器は勿論、和楽器アレンジが素晴らしく、ますらをぶりと形容できる葉月さんの声。今日のベストナンバーだと確信した。この時までは。




久しぶりの「月のしずく(柴咲コウ)」は第1回奏艶(高田馬場CLUB PHASE)以来。
その頃はピアノと葉月さんの声だけだったけど、意外な選曲ながら良い出来だったのはよく覚えている。
今回はより磨きがかかり、楽器隊も大所帯になったため、和風な風情が曲の雰囲気とマッチしていて、泣きそうになった。




 「RIGING RIVER(B'z)」は初めて聴いた。
曲の雰囲気や楽器隊の迫力、ラストのタメは壮大で葉月さんが跪き、座り込んでいた。(理由は後述)
生命の強さを素朴に美しく奏でていて、終わった瞬間は拍手喝采だった。 






ここで和楽器隊はおしまいで、葉月の紹介と感謝の意を述べた後、惜しまれつつステージを降りる。

先程の座り込んだ理由は「どの曲もアレンジがいいんですけど、今やった曲がものすごくて、なんか圧倒されちゃって…歌ってるのに足の力が抜けてきちゃった」とのこと。僕も同感ですw

奏艶は次どこがいいとか、アレンジが神がかってるとか、色々話すうちに終盤後5曲と明かす葉月さん。「エェー」という声に「スマホで時計見てください。もう結構、時間経ってるんですよー」って言って、みんな驚いてた。俺も驚いた。

確認したら19:15。それまで11曲+セッションとか、やってたとは思えない感じだった。冷静に振り返って見ると、曲数的には確かに経過していておかしくないのだが。

「下手の民の為の曲」と言って始まったのは悠介作「phantom」
ピアノから始まり、どこか遠くへ行ってしまうような感覚…ノスタルジックな気分に浸り、煌びやかだった

そして来るは「FOREVER&EVER(LUNA SEA)」
過去に見たことがあり、原曲も素晴らしい。本人達のライブではまだ1度も見れないまま、カバー2回目に突入してしまったがw

技量だったり、会場との相性もあるかもしれん。間奏の語りもこなし、ラストは圧巻のパフォーマンスだった。

特に「何処まで翔べるか 確かめたくて」は、様々な困難を乗り越えたし、
これから待ち受ける困難も、みんなとなら乗り越えられる。
上に行こう。俺たちは行ける。という決意に満ちた雰囲気を感じ、泣けた。

そして、聴き馴染みのあるピアノから開ける「ANOTHER DAY COMES(PAY MONEY TO MY PAIN)」
歌詞は全部葉月さん書下ろしと思われる日本語詞で、メロディを崩さずにカバーしてたのは流石。

ステージの照明は赤く変化し、PTPのKと関係ある曲「PHOENIX」へ。
ティンパニの迫力や、ピアノや弦楽器の燃える感じは上手く表現ができてて、
壮観だった。渋公の映像が脳裏に浮かびましたね。(現地参戦してました)

最後のシャウトは度肝を抜かれたね、原曲にもないし、感極まってぶち込んだのかは分からんが、最高に美しい叫びでした。

ラストはETERNITY、死んだ祖父に宛てた曲と以前明言されていたが、演出が良かったな。
最後に桜を模したピンクの紙吹雪の演出は別れとしっかり曲にあってたし、ナイスな演出でしたね。
最初は曲のイメージに合わせて白かとw

最後は長座体前屈みたいな感じで足を伸ばして座りつつ、顔をタオルで拭った。汗というよりは感極まった涙だと私は思った。
拍手と声援を煽りまくり、感謝の意を述べた。
沢山の盛大な拍手に見送られながら退場、楽器隊の方々も去っていきました。


もう最高でしたね。
アレンジは素晴らしかったのは勿論なんだけど、葉月さんの低音の艶めかしさに磨きがよりかかってたし、凄く調子が良かったように感じた。

んで人の曲なんだけど、もうまるっきり自分の曲にしちゃう感じが凄いのよね。葉月カラーというかw
歌詞聞けば「あ、カバーだな」ってなるんだけど、曲だけにフォーカスすれば葉月/奏艶の世界に引き込まれんだよね。

てか、葉月さん自身があそこまで感極まったり、ライブ中に足の力が抜けるほど感動したり、なかなか見ない光景が見れた。

というか、よくあの長時間やり切ったな(奏者の方々も)って感じだし、本当に皆様お疲れ様でした。







最高の一夜でした、奏艶以外でもアンプラグドだったり、生楽器、和楽器とか聴きに行きたいですね。

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