「読書感想文」神様のビオトープ
「流浪の月」「汝、星のごとく」など、本屋大賞を受賞された凪良ゆうさんの「原点」とも言われる作品。
事故死してしまった夫「鹿野くん」の幽霊と暮らす、うる波。彼女はたとえ、鹿野くんが幽霊だとしても、二人の暮らしが幸せだ。
若くして夫に先立たれた未亡人の彼女を、まわりは哀れみや同情や、腫れ物に触れるような優しさをむけるけれど。
アナフィラキシーショックで佐々くんを亡くした千花ちゃんと、うる波との違いはなんだろうか。傍から見れば、似たようなケースだけれど、うる波は「千花ちゃんとは