システムズアプローチを実践する上で大切なポイントを検討する

はじめに
 本論では、筆者が考えるシステムズアプローチを実践する上で大切なポイントをいくつかあげて検討していくことを目的としたいと考えています。その中で、システムズアプローチの実際の面接のイメージや、学習していく上で大切なポイントを記述できればと考えています。

①なぜ観察が大切なのか
 まずシステムズアプローチでは人間関係の変化の促進を目的としていることもあり、セラピストは面前のコミュニケーションや来談者や家族の反応に基づいて情報収取や仮説設定などを行っていく必要があります。つまり、仮説や何気なく持っている〈ものの見方〉や考え方といったセラピスト自身の「枠組み(フレーム)」よりも、面前に観察される事象に沿って面接を進めていくといえます。
 私達は面前で起こる事象を自分の置かれた立場や視点から意味づけ、事象に区切り(パンクチュエーション)をつけることで理解したり、他者とコミュニケーションをとっています。そして、状況や外界(コンテクスト)に適応した前提や方向性といったもの各自がもっており、その前提や方向性を使って状況を理解しているとみることができます。こうした前提や方向性は、非言語を含めた来談者や家族の反応にも現れるため、こうした反応を観察していくことは、来談者や家族が状況や外界をどのように理解しているかを理解することともいえます。面接の成否は、セラピストがどう理解しているかよりも、来談者や家族が面接をどのように体験しているか、どのように理解しているかというところが重要になると考えられます。こうしたことから観察は理解であり、その理解を使ってこそ役に立つ面接になるといえます(エリクソンの許容法や利用技法、応答準備性につながる話です)。

※ここでいう前提は、状況や文脈とセットになったシステムズアプローチでいう「枠組み」と同じ意味で使っています。また。方向性はエリクソンやパトナムがオリエンテーションと呼んでいる状況や外界に適応する能力や反応と同じ意味で使っています。

②意味の世界から離れてみる
 先述にもあったように、私達は事象を意味づける(パンクチュエーションする)ことで理解したり、他者とコミュニケーションをとっています。そのため、状況や外界(コンテクスト)に対して、「枠組み(フレーム)」といったそれぞれの立場や視点からの意味づけ方を持って生活しているとみることができます。「枠組み(フレーム)」は便利ですが、実際の状況や外界で起きていることから離れて、自らの意味づけに制約されてしまうという弊害もあると考えられます。
 私達は、事象に没入しているとき(分かりずらければチクセントミハイのフロー状態を想像してもらえればと思います)「枠組み(フレーム)」のような前提を必要としていません。事象や場所と融合したような、主客が分離してない特殊な注意状態にあるとみることができます(西田幾多郎の場の理論を参考)。こうした状態は、「枠組み(フレーム)」が外れて、事象に没入しながらも、面前で起こる事象を観察している内部観測(松野孝一郎を参考)に近いと考えられます。こうした、特殊な注意状態を理解し、活用することは大変困難なことですが、ひとまず「枠組み(フレーム)」といった意味づけの世界から離れて、素朴に事象を観察してみることはシステムズアプローチで大切なことだといえます。また中島(2017)は、こうした観察をエリクソンの実践に習って博物学的観察と読んでいます。

※エリクソンやロジャーズは小さい頃から植物を観察することを行っていました。それは、理論や常識といった前提よりも目の前の事象に基づいて考えていくという実験精神の現れだったと考えられます。

③メタ・ポジションを確保できるようになる
 システムズアプローチでは、対象となるシステムを外部から観察する視点に立ちながらも、実践の視点を内部観察(システムにセラピスト自身を含めた治療システムを観察する)するという矛盾と二重性を抱えています(吉川,2013)。こうした矛盾と二重性を否定的な意味づけではなく、システムズアプローチの特徴として理解していくと実践で、システムズアプローチの特徴を活用してくことが可能となります。そのためには、自らを「俯瞰する」ようなメタ・ポジションを確保できるようになる必要があります。
 「俯瞰する」というと超越的な意味であったり、怪しげな能力だったりを想像する方もいるかもしれません。しかし、本論では「俯瞰する」ことを、「枠組み(フレーム)」から離れて、面前の事象に没入しながらも内部観察を行うことと定義して、具体的な技術であるメタ・ポジションを確保することことだとみなして考えていきます。
 まずメタ・ポジションに立つには、自らの立場や視点から一旦離れることが必要になると考えられます。セラピストが面接を終えて、その面接で起きたことを整理し、記述していくことも立場や視点を一旦離れてメタ・ポジションに立っているとみなすことができます。また、スーパービジョンを受け、自らがどのようにその面接を捉えているかを理解する体験もメタ・ポジションを擬似的に体験しているとみなすことおができるといえます。こうした、日々のトレーニングを重ねながら、自分自身の面接を「俯瞰する」ような、メタ・ポジションを確保できるようになることで、システムズアプローチの特徴ともいえる「治療システム」を活用する実践が可能になるといえます。

※立場や視点を一旦離れる体験に類似することとして、ブリーフセラピーの文脈で使われる「関係性の質問」という技法や、アンダーソンの参加者が関係者の立場や視点になって症例検討を行う「あたかも症例検討会」があげられます。また、エリクソンは相手が既に持っている立場や視点から離れて新しい状況を設定できるように、驚きや注意の逸らし、ユーモアやメタファーなどを活用していました。こうしたことからも、「俯瞰する」やメタ・ポジションに立つことは、「枠組み(フレーム)」といった意識的、あるいは無意識的に学習された前提や方向性から離れた宙吊りの、学習の再構成がおきやすい状態を確保することだと考えられます。

④理解は共有してこそ役に立つ

 こうした観察によって理解されたことは、セラピストの頭の中だけで考えていても面接に役立てることはできません。来談者や家族と理解(仮説ともいえます)を共有してこそ面接で役立てることができます。その時に、理解(仮説)が間違っていることを気にしてしまいがちですが、仮説を当てることが目的ではありません。来談者や家族のニーズに沿いながら、そのニーズが充足できるコンテクストを形成し人間関係の変化を促進していくことが目的となります。ですから、セラピストは謙虚に「今のお話を〇〇というように理解したんですけど、合っていますか?」と尋ねながら、理解を共有していくと考えれば良いといえます。その際に、違うことが分かるのも情報になる(差異=情報)という〈ものの見方〉や考え方が大切だといえます。そして、その違い(差異=情報)自体を共有できれば、新しい文脈が展開していくと考えることができます。来談者や家族の語ることを、分かったつもりにならず、ひとつひとつ理解していくことが、実際に起きていることを把握することであり、面接が展開していく近道だといえます。

※ 「情報収集→(仮説の修正)→仮説設定→(仮説の検証)→介入→(差異の検索)→再び情報収集」というシステムズアプローチの基本的な面接過程から考えてみても、仮説は正しさではなく、来談者と家族に関与していくための作業仮説(とりあえずの足場やとっかかり)であると考えてみた方がよいといえます(そういう意味では何気ないセラピストの言動の中にも〈観察⇨見立て⇨介入〉という過程が必ずあるはずです)。  
 また、仮説(セラピストが理解したこと、あるいはセラピストの理解の仕方)を提示して、来談者や家族と共有すること自体が、面接過程の中で新しい文脈を作ることになります。そして、理解を共有しながら、セラピストが「〇〇ということが起きているみたいだけれど、ここはどうなっていたんでしょうかね…」「〇〇についてここまでは分かったけれど、ここはまだよく分からないですよね…」「〇〇の、ここが分かると△△できてくるかもしれませんよね。そのために〇〇の◇◇についてもっと教えてもらえませんか…」と、事象(実際に起きた出来事)を整理していくことで、断片的な情報をまとめながら来談者と家族と一緒に地図を作っている過程だとみなすこともできるといえます(これは協働的、あるいはコラボレィティヴな姿勢といえます)。そして、そのやりとりなかで新たな差異(例外やローカルな知恵など)が発見されることもあると考えられます。
 この時に、来談者や家族がセラピストの必要な情報だけを語ることはないため、セラピストが必要な情報を断片的に収集しつつ、より精度の高い相互作用の仮説として情報を再構成していくことが必要となります(セラピストにとっては情報収集をしていたつもりが、来談者や家族にとっては問題が整理され新しい見方で問題をみれるようになる現象は再構成が関係していると考えられます)。そのためには、セラピストの不安で動かずに、来談者の語りから穴あきの情報として理解をしていくことがポイントになります(こうした時に分かったつもりにならず、常に理解の途上に留まる〈無知の知の姿勢〉が大切になります)。

(図は吉川,1993より引用しています)

⑤状況に置かれた人と学習
 サルヴァドール・ミニューチンは人間をある状況に置かれた人として理解しようとしています。これは、個人に要因を還元してく考え方とは異なる立場です。また、グレゴリー・ベイトソンはいたちの観察などからコンテクストとコンテクスト・マーカーという考え方を発展させています。いたち同士の甘噛みによるコミュニケーションから、あるコンテクストに対して、そのコンテクストのメタ・メッセージとなるようなサインをコンテクスト・マーカーと呼んだのです(いたちのコミュニケーションでは、甘噛みというサインが、これは遊びであるというメタ・メッセージになるというみかたです)。
 このように、家族療法を背景には事象を、ある状況設定で起こる相互作用として理解していく〈ものの見方〉や考え方が必要になるといえます。言い換えると、部分が全体に作用し、全体が部分に作用する。あるいは、二者間のコミュニケーションでいえば、Aの行為がBの行為の始まりとなり、またBの行為がAの行為の始まりとなるような事象の捉え方が大切になります(オートポイエーシスでいう二重作動にも近いかもしれません)。
 また、ベイトソンはコンテクストやメタ・メッセージといったコミュニケーション理論だけでなく、バートランド・ラッセルの論理階型理論(クラスとメンバーは異なるという考え方)の影響を受けながら階層性を持った学習に対する考え方である学習理論を発展させました(野村直樹著「みんなのベイトソン」を参考)。こうした、項と項の関係の梯子を横から眺めるようなベイトソンの思想(サイバネティクス)は、人間のコミュニケーションだけでなく、広い意味での精神のコミュニケーション(情報の伝達)として捉えておりフランスの哲学者アンリ・ベルクソンのように進化論や社会学を含んだ展開をみせています(『精神の生態学』の中にある「形式・実体・差異」とい論文でプレローマとクレアトゥーラという概念を用いながら情報の伝達についての考え方を示しており、この論文はベイトソンの仕事の大まとめといえます。ベイトソンの思想を理解することは、家族療法やシステムズアプローチに必要な認識論を鍛えることになる大切なポイントだと考えられます。

※私達は、普段の生活で起こる事象(出来事)に対して、〈誰(何)が原因で、なぜ起こっているのか〉と考えますが、システムズアプローチでは、〈どんな状況(コンテクスト)で、何が(コンテンツ)起こっているのか〉と考えていきます(家族療法では、先述の考え方や認識論を直線的因果律と呼び、後述の考え方や認識論を円環的因果律と呼んでいます)。

(筆者作成)

こうしたシステムズアプローチの〈ものの見方〉や考え方では、「相互作用」「パターン」「枠組み」といった概念(これもある種の枠組みといえます)を用いて、実際に起きている事象(出来事)を理解していくのです。

(筆者作成)

そして、コミュニケーション公理を活用して、語用論的に人間関係のコミュニケーションを扱っていきます。たとえば、具体的な「行動」を扱う行動療法では、〈刺激⇄反応〉という循環を枠組みとして実際に起きている事象(出来事)を理解していきます(山上,2010)。同じようにシステムズアプローチでは、〈要求⇄反応〉という循環を枠組みとして人間関係のコミュニケーションを理解していきます(中野,2017)。

(中野真也・吉川悟著「システムズアプローチ入門ー人間関係を扱うアプローチのコミュニケーンの読み解き方」を参考に筆者作成)

そして、二者関のシステムだけでなく、より複雑な複数人のコミュニケーションを理解する時に、矢印で整理しながら読み解いていく方法が役に立ちます(中野,2017)。たとえば三者関係のシステムだと、3つの相互作用がありとみなすことができます。そして、そのつながり方が全体としてのシステムを構成しているとみなすことができます。ですから、AとBの相互作用、AとCの相互作用、BのC相互作用、と整理しながら、各相互作用の矢印の方向が実際にどのようなやりとり(観察可能な行動の連鎖)でつながっているのかを、〈要求⇄反応〉という循環として理解していくと考えることができます。
 ちなみに、実際の面接ではすべての情報を理解しようとするよりも、来談者や家族が語ってくれることから(自然な語りや反応を邪魔しないように)、面接に必要な分(質と量)だけの情報を集めて、仮説設定をしていくと考えた方が来談者や家族にかかる負担は少ないといえます。

(中野真也・吉川悟著「システムズアプローチ入門ー人間関係を扱うアプローチのコミュニケーンの読み解き方」を参考に筆者作成)



⑥コミュニケーションの読み解き方
 ミルトン・エリクソンは、人間を理解するために自身の実践や臨床催眠だけでなく、行動療法や社会学などを学ぶことを薦めています。またエリクソンは、NLPが誕生するきっかけとなったエリクソン自身の使う言語の構造に対する研究であるリチャード・バンドラー/ジョン・グリンダー著『魔術の構造』という文献の発刊に賛辞を送っています。システムズアプローチの用いる認識論には、システム論、サイバネティクス、ドン・ジャクソンとワツラウィック等のコミュニケーション公理や語用論的な考え方、ハイダーのバランス理論、ヘイリーの戦略的な三者関係に対する考え方などがありますが、人間のコミュニケーションの読み解き方には、その他にも様々な理論(システムズアプローチでいう枠組みともいえます)があり、それらを学ぶことは役に立つことだと考えられます。
 その時に、システムズアプローチはコンテクストであり、人間のコミュニケーションを理解するための理論やその文脈で用いられる技法はコンテンツとして考えてみることが大切なポイントだといえます。つまり、システムズアプローチに基づく〈ものの見方〉や考え方をしながら、人間のコミュニケーションを読み解くために生物学や生理学、言語学や記号論、行動療法や行動分析、認知的バイアス理論や社会心理学の理論などの他学派や他領域の理論や技法の中からシステムズアプローチの実践に必要なものを活用することができると考えられます。こうした活用は、多重多層なシステムを見立てていく上でも役に立つポイントになるといえます。
 ただし、なんでも足したり掛ければよい訳ではなく、引くことや割ることも必要で、混ぜてはいけない理論や技法などもあります(必要なものを過不足なく活用することが大切だといえます)。
 こうした実践での工夫は、あくまでシステムズアプローチの認識論的特徴(コンテクスト)を活かしながら合目的的に他学派や他領域の理論や技法(コンテンツ)を活用していく必要があり、その辺りを峻別する難しさはあると考えられます。例えば、個人を対象としているのか、人間関係を対象としているのかセラピスト自身が混同したり、多重多層なシステムに働きかけようとしてミクロな症状システムとマクロな家族システムの療法に介入しすぎて何がどのように作用をしているのか分からなくなるなどの失敗があげられます。また、いうまでもなく他学派や他領域の理論や技法に敬意を払いながら、システムズアプローチと同様に真剣に身につけようとしなければ、結局は付け焼き的な両刃の剣となってしまい、来談者や家族を損なうことになってしまうといえます。

セラピストの責任と倫理
 面接での責任はセラピストにあります。それは、システムズアプローチがある程度の指示性を持つ実践であるがゆえに、自らの振る舞いが相手からどう受け取られるか常に意識する必要があり、来談者や家族に与える影響に対して厳しい目線を向け続ける必要があるからです。システムズアプローチでは、セラピストが主体的に働きかける必要があります。それは、 面接の場で起こることの責任はThの責任であり、来談者や家族にとって負担が少なく効果的で誠実な形で起こることが求められるからです。少なくとも面接内で起こる相互作用に対しては、自らの振る舞いがそうさせたと考えていく必要があります。
 ですから、システムズアプローチを身につける際には常に自分の面接を観察し、自らの〈ものの見方〉と〈振る舞い〉の意図を説明できる必要があります。それは面接だけでなく、システムズアプローチの学び方についてもいえます。セラピストが相互作用を観察し、家族システムに受け入れられながら有効な治療システムを形成し、仮説を立てやりとりをし、その仮説を修正しながら治療的に有効な文脈を形成していくというようなセラピストの活動自体が主体的であるといえます。

なぜ提唱者達は認識論的特徴を強調したのか
 最後に、個人ではなく人間関係の変化を対象するシステムズアプローチが、なぜ認識論的特徴を強調し合目的的なアプローチとして提唱されたのかを筆者なりに検討したいと思います。
 まず家族療法自体が、システムやサイバネティクスという認識論を短期間で進化させながら、その形態を徐々に変化させていっています。その変遷の中で、ブリーフセラピーや解決思考アプローチ(SFA:Solution Focused Approach)が誕生したり、セカンドオーダーサイバネティクスの家族療法やフェミニズムなどの流れを受けた認識論的転回、その後のポストモダンと呼ばれる物語論的転回(コラボレィティヴ・アプローチ、ナラティヴ・セラピー、リフレクティング・プロセスの誕生)が起きたりといった認識論の進化自体がその特徴といえます。こうした家族療法の歴史を整理していくとシステムズアプローチが認識論的特徴を強調することは理解ができます。
 では、なぜ認識論的特徴を強調したのかを考えると臨床実践での自由度や柔軟性が関係すると推測されます。それは、多様な文化や習慣、価値観を持つ家族に対して、セラピストが来談者や家族のニーズに基づき、オーダーメイドの支援や援助を行えるためだと考えることができます。
 こうした来談者や家族の多様なニーズに応える柔軟性は、来談者や家族にとって負担が少なく、効果的で誠実な面接を追求した結果ともいえるかもしれません。また、目まぐるしく価値観が変化する時代からの要請ともいえるかもしれません。その分、学習やトレーンングを含めてセラピストへの負担はある程度の覚悟が必要なアプローチかもしれませんが(そのためにも一緒に学べる仲間やロールプレイなどができる学習の場は大切なサポート資源となります)、実践の中で試行錯誤しながら、セラピスト自身のコミュニケーション特性やセラピスト自身を含めた治療システムを活用していいける点はシステムズアプローチが来談者や家族の変化を支える大切なポイントといえるかもしれません。

おわりに
 以上が、筆者が考えるシステムズアプローチを実践する上で大切だと考えられるポイントになります。本論は、あくまで筆者が検討したことになります。これからシステムズアプローチを学ぶ方は中野真也・吉川悟著『システムズアプローチ入門ー人間関係を扱うアプローチのコミュニケーンの読み解き方』を繰り返し精読し、巻末の「Part Ⅳ 各論編」で検討されているポイントを読み解いていくと実践で役に立つ理解が得られるはずです。余裕がある方は『システムズアプローチ入門』のコラムを読みながらグレゴリー・ベイトソン著『精神の生態学』(2023年に岩波文庫から『精神の生態学へ 上中下巻』として復刊しています)にチャレンジされることをお薦めします。

引用文献
高橋規子(2013)高橋規子論文集 ナラティヴ・プラティクス セラピストとして能く生きるということ 遠見書房
中島央(2017)やさしいトランス療法 遠見書房
中野真也・吉川悟(2017)システムズアプローチ入門ー人間関係を扱うアプローチのコミュニケーンの読み解き方 ナカニシヤ出版
山上敏子・下山晴彦(2010)山上敏子の行動療法講義with東大・下山研究室 金剛出版
吉川悟(1993)家族療法ーシステムズアプローチの〈ものの見方〉 ミネルヴァ書房

参考文献
郡司ペギオ幸夫/松野孝一郎/オットー・E・レスラー(1997)「複雑系の科学と現代思想 内部観測」青土社
測 青土社
佐藤良明(2022)英文法を哲学する アルク
野村直樹(2012)みんなのベイトソンー学習するってどういうこと? 金剛出版



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