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呑気に寝てたら、本陣痛始まってた出産レポ

私事ですが、39週 0日目の6/13(木)4:44に元気な女の子を出産しました。
これまで見守ってくださった皆様、お祝いの言葉をくれた皆様に感謝です!

さて、今回の内容ですが↓
これまで予兆があまり感じられず、のんびり構えていたところ、突然の急スピードでお産が進み、「聞いてた話と違うぞ?!」とぽかーん状態のため
記念に書き留めておこうと思います。

産まれる1週間前、夫のデスマーチ。

勝手な私たちの都合なのですが、夫の仕事のスケジュールでは、6/7ごろ一旦落ち着くのでそのあたりにワンチャン産まれてくれて育休入れたらいいね、なーんてことを事前に話していました。(もちろん会社には報告・了承済みで)
ところが、そうはうまくいきませんよね…
トラブルが続き、落ち着くとは一体なんだったのか。結局産まれるぎりぎりまでデスマーチ突入決定。
これまで在宅でなんとかこなしていたのが、朝早くから出社したり、深夜までSlackの対応…。
不謹慎ですが、今すぐ産まれてくれればそれを理由にこのデスマから離脱できるので、毎日「もう出てきていいよーー」と語りかけていましたw

ちゃんと赤ちゅわには聞こえていたんでしょうか。
夫の疲労限界が近づき、へろへろになったその日の夜
突然陣痛が始まったのです。
(夫曰く、何かを予知したのかたまたまなのか、なんとなくその日は寝れずに起きていたとのこと。)

予兆なしからの突然の腹痛。

陣痛は生理痛のような痛みがそれです。
最初は軽く我慢できる程度の痛みから、どんどん強くなっていき間隔も短くなっていくみたいですが、なにせ初めての出産なもので起きている痛みが軽いのか重いのか全くわかりません。
これまで、前駆陣痛らしきものはほぼなく、
おしるし・破水もなし。
ここ2週間は毎日3000〜5000歩ほど歩いて、スクワットして…とりあえずお産を進めるために良いとされることは一通りやったと思いますw
この日は、昼間から肛門科※(笑)に出かけており、ついでに散歩がてらショッピングモールをぶらぶらしていました。
(※妊婦は痔になりやすいらしい。まさか出産の前日になるとはねw)
外出中に突然破水したらどうしよう?!なんて、ドキドキハプニングもなく、帰宅して普通に夜ご飯食べてテレビを見て、いつも通り12時前くらいに布団に入りました。
予兆があったとしたら、なんとなくいつもより長時間お腹張ってるなぁというのと、赤ちゅわのしゃっくりが下の方で感じるなぁというくらいでした。
12時ごろ布団に入ったものの、いつも通り中々寝付けず。トイレにいったり、デスマでへろへろの夫に絡みに行ったり。
その時も、もう出てきていいよ〜なんて会話をしたかと。「お外楽しいよ〜かわいいおよふくあるよ〜ミルクあるよ〜ベッドもあるよ〜みんな待ってるよ〜」そんな感じ。
そんなこんなで再度布団に入り、たぶん1時間くらい寝たところで、急に生理痛に似た痛みを感じ目覚めます。
最初は軽い生理痛のような痛みで我慢できる程度。これが前駆かな〜?と思ったので、とりあえず陣痛アプリで測ってみることに。
深夜2:30。
2回ほど測ったところで、夫になんか腹痛いと報告。(雑)この段階では収まりそうな予感もあったので、引き続き様子を見ながら測ることに。
4回目あたりで、痛みの感覚が短くなって急に5分くらいの間隔に。それと同時に痛みも増して、喋るのもつらくなっていきました。
とにかく、陣痛の合間に病院へ電話しなきゃとタイミングを見計らうわい。
しかし、もうこの時点であっという間に陣痛間隔が3分ほどになってしまい電話をしたものの、何を聞かれても話せない状態。
必死に声を絞り出してたと思いますw(今更ながら、夫に電話して貰えばよかったとw)
電話後すぐにタクシーを呼んでもらい、病院へ向かう準備をしました。

奇声を発しながら移動する深夜3時。

振り返ると、出産で1番大変だったのは
自宅マンションの部屋から1階ロビーへ降りてからのタクシー乗車
だったかもしれませんw
陣痛間隔3分がどの程度かというと、
子宮口全開の状態。いきんだら産まれてしまうくらい最終段階です。
一般的にはその2段階前くらいで病院に向かうことが多いみたいですが、自分の場合は寝ている間に陣痛が進み、前駆陣痛だと思っていたものが実は本陣痛で、我慢出来る痛みだな〜と思っていた時はすでにお産が中盤まで進んでいたようです。

痛みで起きた際はすでに8〜5分感覚だった模様
3分感覚になるまでがめちゃ早だった


話は戻りますが、子宮口全開の状態は歩くのも困難で、陣痛の間のわずかな休憩時間に移動するしかありません。我が家は角部屋でエレベーターまでは100m近くあり、自宅から1階まで降りるのに約2〜3分かかります。
荷物などを準備して、いざ出発しよう!としたところで、陣痛の波が……玄関で叫びながら倒れます。(深夜3時過ぎ)
歩いたら産まれちゃう、そんな感じの苦しさです。出したくなくても、アアアアアアアア〜〜〜みたいなくそでかボイスがでます。(くそでかボイスMAX100だとしたら、この時は50くらい)
おさまったところで、再度移動。
深夜なので共用廊下で倒れたり、雄叫びを上げるわけにはいかないととにかく必死で体を引きずります。
エレベーターに乗り、1階エントランスについたところで、再び陣痛が。
くそでかボイス60くらい。
こんな深夜なのに、通りすがりの人もいました。びっくりさせてごめんやで…。
もう目の前にタクシーがいるというのに、地面に倒れ込んで動けない状態。
救急車呼んでもよかったのかもしれない。
なんとかタクシーに乗り込み、移動5分ほど。
乗ってる間も陣痛の波で、くそでかボイス70くらい。陣痛タクシーは登録しておらず、アプリのほうが早かったため、きてくれた運転手さんには感謝です…。
病院に到着したタイミングで、これはもう歩けないと察知し、車椅子で運んでもらうことに。
この車椅子を用意したり、夜間入り口に向かったりのわずかな時間で、またもや陣痛が。
くそでかボイス80。
あーーーーーーーぎゃーーーーー
もう限界です。
運転手さん、病院近隣にお住まいの皆様、ほんとにごめん。破水してなかったのが唯一の救い。

入院着に着替える余裕もなく、すぐに分娩室へ。
移動中は自分がどういう状態なのか全くわからなかったけど、子宮口全開・赤ちゅわの頭も見えている状態とここで初めて知ります。
あれ、事前に調べたり聞いた話では出産て数十時間かかるんじゃないの?!と思いましたが、産まれてくれればなんでもいい!!もう声を出すのも辛い!!早く産ませてくれ!!と言葉にならない叫びでくそでかボイス100。
アアアアアアアーーーー
うーーーーー
いいい″ーーーーーー
あーーーーーーーーっっ
いだああああああいいいいいいい″い″い″
みたいなそんな感じでずっと叫んでました。
自分て、こんなでかい声だせるん?!という驚きと、聞いたこともない叫び声でたぶん夫は引いてたと思いますwテレビで見てたのと全然違うのやが。
よく、出産の時の痛みは鼻からスイカとかハンマーで殴られて〜のような表現を聞きますが、実際体験してみてどれも当てはまらないと思いました。
この痛みは言葉で表現することは不可能!!!
痛くて叫んでいるのか、叫ぶことで余計に痛いのか。なぜ大声が出てしまうのかわからない。本能が痛いと叫んでいる…(ただの厨二)
そもそも「痛い」という言葉があってるんだろうか?苦しい・辛い・産まれろーーー!!!!って感覚が近いのかな。
しかしながら、さすがプロの助産師さんは常に冷静。
わいがどんなに謎の奇声を発しようが、
「そうだね〜痛いね〜頑張ってるねー
そうそう上手だねー」と励ましてくれます。
これも聞いてた話と違うなって思ったのが、ドクターはほとんどなにもせず、1人の助産師さんが声掛けから産まれる最後までサポートしてくれたかんじでした。
先生はあくまで、緊急時の対応と切開の縫合処置などだけ。
事務的な会話だけをして、いつのまにかいなくなってました。まぁ総合病院だからそんなものかもしれません。(コ⚫︎ノドリのようにはいかないw)
分娩室に入って、1時間ほど。
やっといきみタイムになり、声を出さずに踏ん張ってみてと言われてからの方が楽だったかもしれません。(何故だか、大声出してる方が痛い辛い)
短いような長いような。何回いきんだかわからないくらい、もう限界だ〜〜というところで、お股にあったかいもの感じ、ドゥルンと無事爆誕!
産まれた喜びよりもやっと終わった…の安心と喜びで一気に気が抜けましたw
破水は最後までしなかったので、人工的にしてもらった感じでそこからは早かったです。
自分が、陣痛を自覚してからは約2時間ちょっとでの出産になりました。超スピード出産と思いきや、一般的な進行度的には普通のようなんですよねw
痛みににぶいとこういうこともあるんだなーと。トータルの体力温存ができたので結果オーライ?w
そのへんの道やタクシーで出産、とならなくて本当によかった!!

あまりに急展開すぎて、感情が追いつかず
放心状態でしたが、胸の上に乗せてもらった赤ちゅわはとってもちいちゃいのに、重さはしっかりあって、命の誕生ってすげえや…となりました。

最後に。


良かったこと
・出発直前にカバンに入れるものを予めリストアップしていた。
→自分でどうにかする余裕はなかったので、このメモの物をカバンに入れてくれと夫に伝えました。
他にもあれこれ言うべき事があったきがしたけど、限界すぎて会話が不可能だったので、用意していて良かったです。

・ベストなタイミングで生まれてくれた
→赤ちゅわが素直で利口すぎました!!パパンの大変さをわかってくれたのかなw
出産の翌日が、実は39週の健診日だったけど猛暑日だったので行きたくないなーーと感じていたらそれも功を奏しました。
産まれる前から、話しかけておくのは大事です!

・破水しなかった
→あわてて、出発したのでタオルなどの準備を忘れまして。タクシーを汚さなくてよかったなと。

・不妊治療からの出産、なにがあるかわからないリスク
→特に何もなく!遺伝性の血液の問題もあったのですが、それも自分には影響がなく。事前に心配していたことが、全てクリアだったのは本当に恵まれていたと思います。
痔にはなったけどな〜w
(痔は出産時には影響ないとのことでした)

反省点(?)
・テニスボール使わなかった
・ウィダー飲む余裕などなかった
・夫が明らかにあわあわしている(こうしてくれと伝えないと自主的にはできないw)
・事前にカバンのここにこれが入っていると伝えておけばよかった
・おやつよりも、のど飴ほしい(叫びすぎ)


あくまで自分の場合ですが、今後経験される方がいたら参考になれば幸いです。
他にも新しい発見があったら、また書いてみようと思います。
思いの外、長文になってしまったけど、最後までお読みいただきありがとうございました!

追記(6/14)
改めて、出産当日に立ち会ってくれていた助産師さんにどういう状況だったのか聞いてみました。

まず、やはり超スピード出産だったとのこと。(経産婦さん並)
身体のバランスが良かった(元々の体格や体重の増え方)・骨盤まで赤ちゅわがしっかり降りてきていて陣痛が早かった・痛みに強かった等々。色んな好要因があった模様。
そして、あと一歩遅ければ自宅での出産の可能性もあり、ギリギリだったとのこと。
自宅で破水をしてしまっていたらもう動けないので、していなくて良かったということらしい。

事前にもろもろ準備していたつもりだったけど、出発時はなんだかんだでバタバタしたので、間に合って良かった〜〜とほんとに思います。
(陣痛アプリ、あいつめ。ちゃんと測るのは大事だけど悠長に計り続けても手遅れな場合もあると気付かされたw)
あと。よく、気が早すぎて病院に向かったものの、まだまだだから帰された〜みたいな話を聞きますが、それはそれで!何かあっては手遅れなので、とりあえず気になることがあったら遠慮せずにすぐに電話しましょう〜。
ここらへんは、旦那さんの意識によっても変わるので、巻き込んでいけると1番良いですな。
終わり。

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