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サザンを観て思ったこと

昨夜、NHKで放送されていたサザンオールスターズのライブ映像を観ていた。なんでも、今年でデビュー40周年を迎えたのだそうだ。

彼らがデビューした70年代や80年代と言えば、音楽の歴史で言うとオールディーズなんて言われもする年代である。
音楽は常に新しいものが産まれていくから、10年ペースで区切られて、やがて「その時代の音」として過去のものに変わっていく。巷には大量の音楽が溢れて飽和状態にありながらもなお、サザンは常に第一線であり続けている。

化物だな、と思う。

サザンの歌を改めてまじまじと聴いてみると、サビが出てくる回数がとても多いな、と感じた。一曲の中に三回四回は当たり前に出てくる。しかも、サザンのサビの歌詞ってあんまり変わらないんですね。だからとても頭に残る。メロディも歌詞も。ポップスとして実は念入りに計算されて作られてるのだろうな。桑田佳祐氏のソングライティング技術もさることながら、それを支えるメンバーの仕事も大きそう。
サザンの楽曲って結構複雑なコードワークかと思っていたのですけど、意外とそんな事もないんだなぁ。(もちろん難しい曲もあるにはあるんでしょうが)
カノン進行も堂々とあるし、聴き馴染みのあるコード進行が多いなって。
でも、この「聴き馴染みのあるコード進行」ってのがそもそもサザンが作り出したものかもな、とも思った。だから今の時代ではとても(あえて悪い言い方をすると)単調でシンプルな曲構成に思えるのだけど、その、日本人としてすっかり身体に馴染んだ和音のつながりを産み出したのが、この人たちなのだろうな、と。

唯一無二の存在だなぁと。海外にもサザンっぽいバンドいないし、日本にもいない。サザンの影響を受けた人らは多いだろうけど、どうしてもサザンがずっとトップに君臨してるもんだから、真似たくても出来ない(しようと思っても出来ないのだけどw)のかな、とか。

番組内のインタビューシーンで桑田佳祐氏が「やっぱり新曲を作りたいよね」と話していた。なんというか、ゾッとした。まだ新曲を書くのかと。過去のヒット曲には頼らず、未だに新天地へ向かおうとするそのハングリー精神が、怖い。でも、だからこそここまでやってこれたのだろうな…。

とかなんとか書いてる割にサザンに特別詳しいわけでもないんです。でもこれを機にちょっとは語れるくらいまで詳しくなりたいな。

今の所、僕が大好きな曲は「愛の言霊~Spiritual Message~」です。
もう、なにもかもがイカれてて大好き。

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