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daily and diary

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にちじょうの、にっきです。
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#とは

まだはじまったばかり。(AKG/「ホームタウン」によせて)

アジカン先生の新作と、ホルモンの新作と、星野源の新作をずっとリピートして聴いている毎日である。 今回はまずアジカン先生。 前作(といっても3年半も前だけど)の「Wonder Future」がそこまでハマれなくて、うーん、なんだかなぁと思っていたところ、届いたのがこの「ホームタウン」というアルバム。 これがもう素晴らしくて。久しぶりにアジカン先生のアルバムをリピートして聴く、という幸せに浸ってる。 一曲目の「クロックワーク」が「暗号のカイト」や「十二進法の夕景」なんかを彷彿と

くるりのはなし。

高校生の頃。 日本の音楽なんて殆どがしょうもないわ、なんて酷く青臭い間違いを抱えたまま、イギリスのロックに夢中になっていた。 そんなクソみたいな間違いは友人が聴いていた中村一義の「ERA」というアルバムを真似して聴いて、強制的に正された。 そして、僕が聴き漁っていたイギリスやアメリカのロック・ミュージックを日本という国のミュージシャンたちはどう解釈していったのか、というのを掘り下げる期間に入っていった。 くるり、というなんとも力が抜ける名前をしたバンドに出会うまでにそんなに

涙も悲しみも忘れて。【安室奈美恵 引退によせて】

安室奈美恵がついに引退となった。 昨年突然発表されたあの引退宣言からあっという間の一年だった。まだ一年もあるしね、なんて思っていたけど、気付いたら最後の全国ツアーが始まっていて、あれよあれよと言う間に昨日を迎えてしまった。 2015年、安室奈美恵がリリースした「_genic」というアルバムがある。 その時のプロモーション活動でチラリと耳にした「Golden Touch」という曲が妙に耳に残って、アルバムをレンタルして聴いた。 それまで僕の中で安室奈美恵というアーティストのイ