仮想通貨マイニングを始めてみた#14 ー収支計算
0.はじめに
仮想通貨マイニングを開始して、1年が経過しました。
ここで、どれだけの利益(?)になっているかを計算してみようと思います。
他に色々話したいこともありますが、今回はなしでー。
年度末のゴタゴタではありませんが、少しトラブルもあったので、記事の合間に挟んであります。
あと、金額的に確定申告はかすりもしなかったので、その記事はまた次回(=来年)ということで。(;´∀`)
1.支出の部
支出なんてあるんかいなと思われる方もいるかも知れませんが、マイニングするためには、基本的にはまず機材を揃えなければなりません。
最初から揃っているというケースは、少ないかと思います。
機材の購入額は、税制上必要経費として計上できますので、領収証やら支出に関する記録は全て取っておきましょう。
根拠のある電気料金の計算が出来るのであれば、計算しましょう。
初期投資(2021/3-4):75,974円
RX570/4G × 2 59,718円
6 to 8-pin PCI-E SATAビデオ電源ケーブル 1,039円
ケースファンCFZ-120GLA 1,391円
HDMI DVI-D変換アダプタ 680円
玄人志向ATX電源750W 7,291円
7インチ1024*600モニタ 5,855円
必要最低限に近い出費だと思います。
GPU入替(2021/11):125,890円
RX6600 66,490円
RX6600 59,400円
Rig.1をRX570からRX6600に、うっかり換装してしまいました。
うっかりって金額じゃねぇwww
GPU追加用(2021/11):3,912円
PCI-Eエクスパンションキット 3,912円
どうせ将来的にはGPUを増設するんだからと、先行投資。
GPU追加(2022/3):47,958円
RX6600 47,958円
電源ユニット換装(2022/3):7,555円
玄人志向ATX電源750W 7,555円
RX6600をRig.2に装着したら、どうやら電圧が不安定になって、PCがフリーズしたり再起動されたりする現象が発生し始めました。
500W級の電源でGPUを2個ドライブするのは無理があったかと、慌てて電源を発注してその日のうちに到着して電源を交換したが、現象は変わらず。
考えた末、RX6600のcore電圧を100mVほど高く設定したら安定して動作するようになった。
設定可能な最低電圧では正常に動いてくれない、外れコアだった模様。(´・ω・`)
GPUを購入する時に使った楽天ポイントの分を、電源で使ってしまった……。
全てを合計すると、ここ一年で227,049円を投資したことになります。
改めて計算してみると、なかなかの金額です。
あれ?と思われた方もいるかと思いますが、Rig.1に関しては運良く余っていたi7-4770のマシンを利用しているので、その分は計上していません。
Windowsのライセンスも、そのPCに付属していたWindowsのライセンスをアップグレードして利用しています。
Rig.2は、それまで使っていたi7-4770KのPCをそのまま流用しています。
2.収入の部
ドキドキの収入の部です。
支出でかなり突っ込んでいるので、いやもうこれ1年分のマイニングで回収するの無理でしょというのが、既に透け透けですが。(;´∀`)
マイニングの結果は、日本円で利確した金額で出しています。
桁が下の方の端数は換金できない(DMMのシステムでは小数点以下4桁までしか入力できない)ので、常に数円から数百円分のBTCがウォレットに残った状態になっています。
GPU売却(2021/11):34,240円
RX570/4G × 2 34,240円
GPUの入れ替えに伴いヤフオクに放流しましたが、まあまあの金額で手放すことが出来ました。
マイニング:184,393円
2021/8出金(4-7月マイニング分) 61,500円
2021/11出金(8-10月マイニング分) 51,876円
2021/12出金(11月マイニング分) 19,932円 ←GPU入替
2022/1出金(12月マイニング分) 13,216円
2022/2出金(1月マイニング分) 12,750円
2022/3出金(2月マイニング分) 11,369円
2022/4出金(3月マイニング分) 13,750円 ←RX6600追加投入
当初目標にしていた20万円/年にちょっと届いていませんが、この金額だけを見れば、まあまあいい線行ったのではないでしょうか。
ただ、マイニングレートの下落や仮想通貨の下落もあったため、特に12月から2月にかけては期待したほどの利益は出ませんでした。GPUを入れ替えていなければ、特にこの期間のマイニングの結果は5桁に届かず、もっと寂しいものになっていたと容易に想像できます。
3.粗利益
投資額が大きいので既にマイナス確定ですが、一応計算してみましょう。
確定申告を前提として、期を年で割って計算します。
2021年分(4-12月)
167,548円(マイニング) + 34,240円(GPU売却) - 205,776円(投資) = -3,988円
2022年分(1-3月)
37,869円(マイニング) - 55,513円(投資) = -17,644円
1年分の粗利益合計
-3,988円 -17,644円 = -21,632円
GPUを入替えたり追加したりしていなければ、ここでもう少しマシな数字を提示できたと思います。(;´∀`)
4.現状のリグの消費電力について
最新の状態のリグでは、Rig.1/Rig.2の合計で推計340Wの消費電力で、計算上は約8万円/年ほどの電気代を食らっています。
Rig.1は、現在の総消費電力は実測で200W程度です。
Rig.2は普段使いのPCなのでGPUの消費電力のみ計上していて、140W程度としています。
ここ1年の消費電力をもう少し細かく計算すると、RX570x2からRX6600x2までの期間が約5,245円/月、RX6600x3になってからは約6,600円/月の電気料金になります。
これでざっくり計算すると、約63,495円程度の電気料金になります。
どんぶり勘定ではありますが。
ハッシュレートはそれなりに出ていますが、PC2台体制でマイニングしているため、数字には出ていませんがRig.2のCPUやマザボなどで70Wほど余計に消費している感じです。
何故PC2台体制なのかと言うと、手元のPCはGPUを2枚までしか挿すことが出来ないマザボが使用されているからです。
そのため現在のリグの構成は、Rig.1(RX6600x2)・Rig.2(GTX1660Ti/RX6600)となっています。
本来ならばRig.1にGPUを集約したかったのですが、PCI-Eのエクスパンションキットが上手く機能せず、追加購入したRX6600を3つ目のGPUとしてPCが認識してくれなかったのです。(´・ω・`)
複数のGPU、例えば6枚とか8枚をダイレクトに装着可能な、あらゆる規格を無視したマイニング専用マザボも存在するのですが、なかなかいいお値段だし対応するケースやベッドもお高いし電源ユニットも必要になるし、しかも日本国内での調達は困難なので(Amazonでも購入できるが、出荷元は中国なので事実上の個人輸入)、導入のハードルは正直かなり高めです。
次回GPUを増設する時には、中古のPCを導入するかマイニング専用マザボを導入するか、正直微妙なところです。
5.純利益(推計)
計算したくありませんwwwww
だってwwwwww電気代wwwwwww
実際のところ、色気を出してGPUを入れ替えたり追加していなければ、電気代込みでもなんとかプラスになっていた感じがあります。
というわけで、最終損益です。
-21,632円(粗利益) - 63,495円(電気代) = -85,127円
6.余談
リップル
一年前にDMMで口座を開設して1,000円が支給されたわけですけれども、それをちまちまと運用しています。
現在、その1,000円は17XRPになって、価値が上がる時を待ち構えています。
今の価値では、1,700円くらいでしょうか。
少額の現物勝負なので、なかなかの長期戦になっています。
DMMへのBTCの入金について
DMMのシステムが変更になって、入金元のアドレスを登録しないと入金を受け付けなくなりました。
寝て起きたら入金されているものだと思っていたので、マジか……と思いました。
「入金元のアドレス」と書かれていたので、直感的にNiceHashのウォレットを登録したのですが、これでは入金されませんでした。
入金リクエストのページの「入金元アドレス登録待ち」のリンクから登録ページに遷移して、自動的に入力されるアドレスをそのまま登録すれば良いようです。
ブロックチェーンの最後のアドレス?……だと思うのですが、詳しい説明が見当たらなかったのでよく分かりません。
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