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一方的な愛を、ここでも叫ぶ


前回の続きです。よかったら合わせてどうぞ。

前回は、わたしのすきなnoteを書いているひとについて書いた。今回はそれ以外。個人的には、どちらかというとこっちが書きたかった。
noteをメインにしているひとって、いろんなかたのnoteをよく読んでいるイメージがある。わたしのnoteも、知らないひとからよくスキがくる。ありがとうございます。反面その、note以外のエントリを目にする機会って少ないんじゃないかな、という気もする。まったくもって勝手な偏見だし、そもそもがおおきなお世話なんだけど。
わたしはどちらかといえば、note以外の活動がメインのひとだ。なので、あえてここで紹介をさせていただきたいとおもっている。気になったら読んでみてほしいな。今回は「ライターさん以外」で3名紹介させていただきます。


りばすとさん(ぼんやり参謀)。

このかたのブログ、ものすごくスキだ。基本的にはおもしろと雑記が混じったブログだが、おもしろ記事のほうは、わたしのすきなデイリーポータルZのようなにおいがプンプンする。真面目な顔して、しれっとふざけたことを言う。知性をかんじさせる大人の笑いだ。正直、わたしもこういう記事を書きたい。
このエントリ「私はロボットではない」はまさかそこからこうくるか、という、消える魔球のように急角度で曲がって落ちる書き出しだ。
このためにお母さんまで引っ張ってくるというすごさ。お母さんめっちゃいいひとじゃないか。
そして、注釈であったりこまかい言い回し、写真につけた一言のコメントまでおもしろい。めちゃめちゃセンスあるんだ、このひと。

注釈といえば、短いエントリだけども、こういうのもある
「注釈をつけると頭が良さそうだししっかりしてそう」というタイトルからしてもうふざけている。1分あれば読める短さだし笑えるので、こちらもおすすめです。これはたぶん、説明をするよりも読んだほうがはやい。

そして、もしこのnoteをパソコンから読んでいただいているのであれば、ぜひともこのエントリも読んでいただきたい。このエントリのためだけにデザインを変更するという熱意と悪意。さいこうに良い。
こういう、あほなことのために手間暇を惜しまないひと、わたしはめちゃめちゃスキなのだ。


両目洞窟人間さん(にゃんこのいけにえ)。

ちょっとふしぎで、ちょっとユニークで、ちょっとあたたかい。
このかたのブログはそんな小説であったり、映画の感想であったり、自分を鼓舞するための文章だったりがおおいんだけど、基本的には小説がメインだ。
基本的には、仕事につかれた女性が主人公として出てくるんだけど、この小説みたいに、明確に「救い」はない。でも、読んだらすこしだけ前を向けるような、そんなあたたかい、やさしい小説がおおい。
現代の日本が舞台なので、実在の人物や番組がよく作中に出てくるのも特徴だ。なんというか、すごく「自分のこと」としてとらえられるような作品がおおいのだ。

どてらねこのまち子さんシリーズも両目さんのブログの名物小説。いくつもあるが、わたしはこのゾンビの話がすきだ。二足歩行のできるしゃべるねこ・まち子さんと、よく名前をまちがえられる岸本さんのふたりが織り成す、ほのぼのハートフルグロ小説だ。ほのぼのハートフルグロってなんだよってかんじですが、これを読んでいただければわかるとおもうのでぜひ。ほかの話もいいし、どこから読んでもわかるので、ふわっと見ていただきたい。

そして、短編では話題をかっさらった50音の殺し方も。「あ行」からはじまるこの短編、最後までやり切るのがすごい。どんなもん食ってたらこんなん思いつくんだろう。


おおきたさん(旬、過ぎがち)。

ポルトガルに留学している大学生のかた。元々はすきなバンドがいっしょということで知り合った。ポルトガルブログなんだけど、感性というか、目のつけどころがものすごくすてきなのだ。
「スポーツにミリほど興味がない。」から始まるこのエントリは、スポーツ観戦を通して、結局スポーツについてはまったく語らず、彼女独自の感性でおもいもよらないところに着地する。でも、それがいい。冒頭の伏線も回収されていて、すごく読んで気持ちのいいエントリになっている。

美容室に行ったエントリでは愉快な家族の提案から、現地で髪を切りに行く彼女のエピソードが語られる。わたしはこれで、ポルトガル語の「美容院」という単語を覚えた。オチまで含めて、さいこうにおもしろい。
単に「美容室に行く」ってだけでこんなにおもしろいことってある?

ミネラルウォーターについてのエントリではポルトガルの水事情と水分補給問題。「持ち運びに関して、全くもって、思いやりがない」という表現や、水筒で水を持ち歩くことへのばかばかしさ、といった独特の感覚が魅力的だ。たぶんわたしは、このばかばかしさに気付かない。言われたらたしかにちょっとわかる。なんかこれあほだなって。
たぶん、このかたのおもしろさにポルトガルはそこまで関係ない。いや、もちろんたいせつな要素のひとつなんだろうけど、ポルトガルじゃないことを書いても、ぜったいおもしろいエントリを書けるとおもうのだ。帰国してもどうか、ずっと続けてほしいとおもっている。


さて、そんなわけで今回も3名のかたに、一方的な愛を叫んでしまった。
次はライターのかたについて書きたい。よかったら見てね。


#エッセイ #日記 #note #他者紹介

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