新しい挑戦をしているあなたは既に凄いし、素晴らしい

昔、あるメンターからこんな一言を教わりました。

 

「人の成長や成果というものは、まっすぐ右肩上がりに上がっていくものではなく、何度も下降を繰り返しながら、少しずつ上昇していくものなんだよ」

 

ある野球選手が、新しいバッティングフォームを身につけようと、必死で練習していたとします。

 

それまで何年もしっくり来ていたフォームから新しいフォームに移行する時、そのままスムーズに打率があがっていくかというと、ほとんどの場合、そうはなりません。

 

打率は前よりも下がり、新しいフォームも、しっくり来ることなく、しばらくスランプに陥ることも多いそうですが、一定の時間差を経て、前よりも目覚ましい成果を上げていくようになるそうです。

 

私たちの仕事の取り組み方や、考え方も似たところがないでしょうか。

 

それまであまり疑うことがなかった、仕事のシステムも、ある出来事をきっかけにして、やり方を大きく一新しなくてはいけないタイミングが人生にはあります。

 

多くの人は「今まで、これでうまくいってたんだから。」と、新しいやり方を取り入れようとすることなく、古いやり方にこだわって成果を出そうとすることがありますが、大抵の場合うまくいかなくなります。

 

一方で、考え方が柔軟な人は、不慣れなことであっても、新しいやり方に挑戦し、一時的に売上が落ちたり、成績が下がったとしても長い目で見れば、前よりも大きくプラスになっていた、なんてこともあります。

 

一時期、世間はコロナが蔓延することで、多くのサービス業は、人と人同士の交流が無くなり、売れ行きが立ち行かなくなりましたが、それでも一部の人は、新しいやり方を取り入れ、時間差を経て、業績が上がった人もいます。

 

そうした新しい取り組みや挑戦をする時というのは、真っ暗なトンネルの中を手探りするような感覚になるでしょう。

 

そういう時ほど「自分が挑戦している」ことに対して、既に凄いことなんだ！と認め、それだけでも素晴らしいと受け入れることが、行動への大きなエネルギーを生むように思っています。

 

良い結果が得られるかどうかに関係なく、新たな試み、新たな挑戦というものはそれだけで大きな価値があるものだからです。

 

私は、自分が未知の分野に挑戦する時は、必ず自分へのご褒美を徹底してきました。

 

新しい挑戦はエネルギーをかなり使いますので、自分を満たすことに手を抜くと、不安な気持ちに飲まれ、自分の直感が鈍くなってしまうことが１番の問題だと思っているからです。

 

今あなたが、なにか新しいことに挑戦しているのに成果がついてこない時は、あなたの行動や潜在意識が、新しいフォームに馴染もうとしている時期なのかもしれません

 

ぜひ、エネルギー切れを起こさないよう、自分を大切に、自分を満たすことを心がけてくださいね。