サスペンス小説 冤罪判決(R-18)
割引あり
完結済み
いつか来た道に俺は戻った。背負わされた十字架は、何時までも俺の人生を狂わせる事だろう。
この社会は既に俺の事を排除しているのかもしれない。しかし、俺は無実だった。無罪を勝ち取った。長く続いた幽閉生活から逃れる事が出来たのだ。
そうあの判決は司法の過ち、そうだ冤罪だったんだ。
「証拠開示なくして公平裁判なし」と言われるほど物証は裁判にとっては要となる。
しかし、今回の事件では、警察組織の面子という証拠を上回るものが存在した。
ここから先は
24,669字
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?