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さようなら!有料セキュリティソフト

2ヶ月前、Windowsアップデート中に電源を切られ、パソコンがショートした。


☆☆☆


完全に壊れた。

レジストリの修復などしたんだけど、元には戻らなくて、再セットアップせざるを得なかった。


アプリとかセキュリティソフトとか全部消えて、購入時の状態からまた設定することになった。

最近、パソコンの先生とお話する機会があって、Windows10にしてからセキュリティソフトはもう入れてませんよ。


と話されていた。

他にパソコンに詳しい近所の人とインターネットでクレジェットカード情報を入力するほどPCを使いこなしている作家さんも、有料セキュリティソフトは入れていないと公言していた。


パソコンに詳しい人、Windows95の時代(いまから28年前だ)からパソコン通信をしている人ほど有料セキュリティソフトを入れていない事実を知った。

だけどインターネットで「セキュリティソフト必要?」と検索すると、セキュリティソフトは絶対必要です。買いましょう。

セキュリティソフトの購入はこのボタンをクリック!


というアフィリエイトの記事が検索上位に来る。

近所のベテランPCユーザーは使わない。というか、セキュリティに詳しい人ほど有料セキュリティソフトを入れていない


なのにインターネットでGoogle検索上位の記事だと必須だと言う。

どちらが正しい情報なのか。現代社会は情報が氾濫 していてバカな私はどちらが正しい情報なのかが分からなかった。


現代社会では情報は簡単に手に入る。だけど、片方ではセキュリティソフトは入れるべき、もう片方では、入れる必要はない。

と真逆のことを言う人たちがいるのだ。


私は生活保護者でお金がなかった。

だから仕方なくだがセキュリティソフトを新しく買わず、パソコンを運用することに決めた。


そしたらどうだろう。パソコンがいまものすごく安定している。

なんでなのだろう。Windows10の設定メニューからWindws Updateの更新履歴を見たらその安定の理由が分かった。

それがこちら↓だ。


■自宅PCのWindws Update。更新の履歴一覧

Windws Update 更新の履歴

OSに標準搭載されているMicrosoftのWindows Defenderが、毎日セキュリティソフトのパターンファイルをインストールしてくれていた

Windowsに標準搭載されている無料のセキュリティソフトが堅牢で速度も速く、勝手に私のパソコンを保護してくれていた。


しかもパソコンが変な動きをしないよう保護し、おかしな動きを検知する、ウイルスパターンファイルは、日付を見ると分かる通り、毎日アップデートされていた。

2023年8月の6日など、Windowsがおかしな動きをしないようパターンファイルが2度も更新されている。

それ以外の日も毎日更新されている。


Windows10から標準搭載されることになったWindows Defenderは、バックグラウンドで私のパソコンを極めて堅牢に保護してくれていた。

どれくらい堅牢なのか。


海外のアンチウイルスソフトの調査会社の報道によると、これくらいである。



■セキュリティソフトのパソコン保護率。右から2番目、PCプロテクション一覧

出典:セキュリティソフト性能比較一覧(海外サイト)

Micro softのWindows Defenderは右から2番目、オンライン・プロテクション・レート(PC保護率)で99.99%と、驚異的なスコアでパソコンを保護してくれていた。

これを超えるのは保護率100%の、Micro softの子会社でもあるMcafeeのみである。


あとは海外でしか買えない一覧の上段にある2社。

日本で売っているNorton セキュリティやウイルスバスター(下から2番目のトレンドマイクロ)は、Windows10に無料で標準搭載されているWindows Defenderと同じかそれ以下の保護率だった。


ウイルスバスターは無料のセキュリティソフト、Windows Defender以下の保護率ですらある(99.99%と97.41%)。

そりゃ自社製品の欠陥を見つけるほうが(Windows作っているプログラマーのほうが自分が作っているOSの脆弱性を見つけるのが)、他社の社員より秀でているのは当然である。

なんでこんな簡単なことが分からなかったのだろう。やっぱり私はバカだ。


自分はNortonセキュリティを10年ほど使ってきた。

だけど最近のNortonはマルウェア化している。パソコンが勝手に動くのだ。


PCファイルの断片化が進んでいます!他のノートン製品も買いましょう!

という広告が有料セキュリティソフトを入れていると右下に表示されるようになった。


昔のNortonは断片化されたファイルも自動で修復してくれていた。

セキュリティだけでなく、ファイルも綺麗にしてくれたから、パソコンが長持ちした。

実際、前のパソコンはNortonを入れていて8年も使い続けることができた。


しかしいまの日本は必要な人はすでにセキュリティソフトを買っている。なので、もう売上高のパイが増えない。

よってNortonは一人当たり売上高を増やす戦略に舵を切った。


いままで無料でHDDの断片化を防いでくれた。

そのサービスを廃止し、勝手にパソコン内部を分析し、断片化が進んでいる事実だけを伝え、ユーザーを怯えさせ(7万ファイルも壊れています!とアラームが表示される)、長持ちさせたければウチの他製品をもっと買いましょう!


という広告を頻繁に出すようになった。

Amazonが有料会員サービス、Amazonプライムを提供するようになってから、それまで無料でできたサービスを次々と廃止し、プライムの優位性を強調させ始めた(たとえば日付指定での郵送に追加料金510円を課すようになったなど、日付指定を無料でしたいならプライムに入れと勧誘してくる、もうビックとヨドバシのほうがサービスは上)様にだ。


私は顔の見える人を信頼するようにした。

だって困った時教えてくれるんだもん。それはお前の自己責任!って言わないんだもん。


どれどれ。今度はどうした!診てやるぞ!って言ってくれるんだもん。

顔の見えない匿名の人が書いた記事より、近所のベテランユーザーのほうが信頼できることを知った。


責任はあなたが取ってね。私は知らないから。より、言った責任は取ってやるぞ!のほうがずっとすごい人だし尊敬できる。

私もそうなりたい。そういう大人になりたい。


もう嘘ばかり書かないでほしい。セキュリティソフト入れないほうがPC保護率高いじゃん。

Windwsっていま15,000円もするんだよ。


無料って言ったってOSにはサポート期間が定められているし(しかもWindows Defenderが搭載されるようになってから)、その期間が短くなっている。だからやっぱり有料なんだよ。

有料のセキュリティソフト標準で入れてるのに、他にまた別の有料セキュリティソフトを入れる必要なんてないのだ。


もうセキュリティソフトはいらない。

バイバイ!セキュリティソフト!いままでありがとう!


P.S.(おまけ)


当初、Windows Defenderにするのが怖くて、助けてもらったサイトが下記2つです。

うちの近くのベテランユーザーと同じこと言ってて笑った。


Google検索では下位だったけど、アリフィエイトとかあまりしてない(物を買え!とか強く言ってこない)信頼できるサイトだった、なので貼っておく。

他者のサイトのリンクを貼ると貼られたサイトがGoogle検索で上位に来るようになるから。

記事タイトルに結論書いてくれる人ほんと好き。信頼できる。私なりのシグナリング。

自作PCマニアさん、某大手量販店店員さん。教えてくれてありがとう。ありがとう!


参考リンク集:


(おしまい)


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