ゆたぽんくんのやっているゲーム理論と彼の競争優位性について
以前執筆したゆたぽんくんの無料記事はウチのサイトのなかで一番いいね!の付いた記事であった。
☆☆☆
脳科学的に見て、前頭葉(前頭前野)を鍛えられる千載一遇のチャンスである、小学校高学年を遊んで過ごすと、脳が育たない。もったいないよ。
という話だった。
いまもゆたぽんくんは炎上している。最近では掛け算が出来ないことが暴露され大炎上が起きている。
なぜ他人が掛け算できないと怒ったりキレたり悪口を言うのか、私には理解できない。
自分に損害なくね?他人の損失になんでそんなに怒るのか。良く分からない。
もっと問題なのはゆたぽんくんのゲーム理論を一般人が(ていうか日本の大人が)理解していないところにある。
学力世界一のフィンランド人とかスウェーデン人とかイギリス人とか暗記学習(左脳を鍛える学習)はしないので、別に彼らも掛け算はできない。九九もできない。
電卓を使っているからだ。その分彼らはNATOとロシア・ウクライナ戦争の是非についてどうお考えですか?
これに起因した物価高(ウクライナの穀物が先進国に届けられず食料価格が高騰している)、すなわち悪性インフレ・スタグフレーションについてどうお考えですか?
などと聞くと、すらすらと返事が返ってくる。日本人は暗記はできるけど、国内原発の停止問題と(それによっていま日本の電気代が高騰している)、欧米の主要電力が逆に原発依存の現実をどうお考えですか?
原発は稼働してても稼働しなくても、建設してしまった以上リスクは同じで、以前稼働していたときのウラン燃料やプルトニウムは建内に現在も残存していますが、リスクが同じで電気代だけ高い現行の日本政府のエネルギー政策と、それを報道しない日本のマスメディアに対してどうお考えですか?
と尋ねても、誰も答えることはできない。
ていうか、稼働しようがしまいが放射性廃棄物がすでにある以上リスクは稼働時と変わらないと原子力関係の科学者が警鐘を鳴らしているのに、論文を読まないため、リスク評価どころか現状分析すら(こういう高度な知性はネットにはない)理解できていないのである。
日本政府がやっているのは一番最悪のパス(選択肢)である。
リスクは高く電気代も高いパス。リスクはあるのに物価高で国民生活まで苦しめるという、かなり非科学的なエネルギー政策なのだが、メディアは報道していない。
原油から抽出した石油を燃やすことでタービンを回す火力発電による地球温暖化で熊本あたりで台風が起き、100人死んでも粛々としている。なのに原発で100人死ぬと気でも狂ったかのように報道する。
リスク評価すらできていないのが現状である。
もちろん論理的思考力と暗記のどちらもできないのはかなり問題なのだが、なんでそんな他人のことを気にするのかが個人的には分からない。
そんなに人のことを気にしているのに、ゆたぽんくんがしているゲーム理論も理解していない。
原発もゲーム理論もスタグフレーションも何もかもを理解していない。が、ゆたぽんくんは気に入らない。
無知なのだが、なぜか他人だけは批判したい。意味が良く分からない。
ミクロ経済学の最高峰すら理解せず、ただただ人を非難するのみである。
では、ゲーム理論を使うと彼は一体何をしていて、どんなインセンティブ(動機)で動いてて、どこに向かっているのか?
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