なぜ、人は、自分の寿命を削ってヴィーガンになるのか
ヴィーガン。それは、動物性タンパク質を摂取しない、完全草食主義の人たちのことである。
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主に、欧米の富裕な高学歴層に多い。
どちらかと言うと、社会をより良く知っている、お金に困っていない人間の一部がヴィーガンになるのだ。
なぜ一部の高学歴層はヴィーガンになるのか。
彼らは動物性タンパク質を摂取しないことから、自分の寿命を削っていることを自覚し、理解している。
自己の命を削ってでも、ヴィーガンであろうとするし、実際早死にしている。
人間にとって生命の源とも言えるアミノ酸を摂取しないことは、死活問題であることを認識している。
なのにわざわざそうする。死期を早める。その理由は何か。
昨日、SNS・Xでバズってた、中国の全自動屠殺場のショート動画を見ればそれが分かる。
経済動物の生きた豚が豚肉になるまでの過程がかなり無惨に描かれている。
一番上のツィートのリンクだ。
中国の全自動屠殺場の実態
経済学的にはこういう死臭のする場所。
誰かがやらなければいけない仕事。
誰もがやりたくない。
トンカツやブタ丼になると、皆喜んでおいしそうに食べるのに、その肉になるまでの誰もがやりたがらない仕事。
屠殺場の賃金が高いのはこのためだ。
誰もやりたがらない仕事を率先してやっている。
自治体のごみ収集のトラックドライバーの月給が何の専門性もなく有に月30万円を越すのも、誰もがやりたくない仕事を我慢して引き受けてくれる労働者だからである。
経済学は(実社会だとその労働者の経営者は)、誰もやりたがらない仕事をやってくれた労働者に、報いている。
逆に、作家・小説家・Webライターなど格好良いなどの理由で、また、文筆業は、日本人なら誰もが日本語が書け、3年で70%、5年で80%が廃業する飲食業と同じように、日本人なら参入障壁がほぼゼロで、成り手が多く、ニーズが少ない市場の場合、需要と供給の法則から自営業のWebライターの時給が30円程度まで落ち収斂するのは必然である。私の賃金が大体それくらいである。
(逆に漫画家はニーズがあるのに成り手、厳密には、絵とストーリーの両方を作れる、漫画の描ける人材が少ないため、優秀な漫画家は大体において皆高所得者に成る)
ジャンブなど自分で担当編集者を選べるほどぶっちぎりで売り手市場である(*出典1)。
漫画家を甘やかしすぎ。
これはクリエイターがライトノベル作家やAI絵師、ゲーム業界のアートディレクター・キャラクターデザイナー、同人作家など職業が多様化したため、純粋な漫画家志望者が減ったためである(なのに、漫画を読みたい読者のニーズは減っていない、よって、漫画家の賃金だけどんどん上昇している)
話をミクロ経済学と市場に戻す。
ミクロ経済学的には民間には5つの市場が存在する。それは
独占市場
寡占市場
独占的競争市場
競争市場
完全競争市場
である。
このうち、従業員の平均年収は、上の市場へ行けば行くほど高くなるのは経済学徒にとって常識であり、飲食も含むWebライターも下から2段目の低賃金層「4(競争市場)」に該当し、ゴミ回収業者や屠殺場はほぼ競争が発生していない外部委託の場合「2」の寡占市場か、市のゴミ回収作業や公営の屠殺場は公務員が行っているため、MIcrosoftやGoogleと同じ「1」の独占市場に該当する。
よって、賃金が高いのは、ミクロ経済学的に必然である。
社会で好きなことを仕事にしている奴はアホ。
人がやりたがらない、死臭のする、または、腐った生ゴミを回収する独占市場や寡占市場の企業、っていうか公僕となり役所に入庁するが、ミクロ経済学的には正しい職業選択と言える。
ヴィーガンが胸を痛めるのは、肉を食べなくなるのは、このためである。
畜産動物を人があまりに無惨に扱うためである。
高校生くらいだと胸を痛めるため、屠殺場へ社会科見学をする場合、大学生以上になってからをおすすめする。
経済動物が美味しい肉になるとはこういうことだ。
関連エントリー:
より学術的な「市場」について詳細に知りたい読者様は、上から2番目の記事をご覧下さい。
ミクロ経済学の市場の記事。たったの100円である。また、4つ目の記事は無料。
すべてミクロ経済学を使った「労働と賃金の分配方法」をテーマとした記事である。
(おしまい)
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