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建設業の人材不足について

皆さんこんにちは。

昨今問題となっている「人材不足」ですが私が関わっている建設業でも非常に顕著であり、中でも若い世代の就業率が低いというのもあり中々解消されない問題であります。

そんな建設業の人材不足問題について私の個人的な見解をお話しようと思います。

昔はこんな感じでしたよね

いわゆる昭和や平成初期の時代ってまだ携帯電話も無くポケットベルなんていうものを使っていましたよね。(ポケベル知ってますか?)

そんな時代の職業で多かったのがいわゆる「職人」で、大工や鳶、左官や建方など怖そうなイメージの人で、見習いに「なにやっとんじゃー!」と道具を投げつけるような感じですね。(偏見ゴメンナサイ)

若い子もあまり学業が得意ではない子が中卒や高校中退して見習いとして働いていたのが多かった時代に私の弟もその1人でしたし、親方に怒られながら技術を身につけるという時代、当時お金を稼ぐという手段は「労働力を提供する」しかなく、新聞配達やアルバイトなどが主流でしたので、お金が欲しい=働くしかありませんでした。

ですので当時の勉強方針は少しでも大規模な会社に就職して安定した生活と給与を得る為に偏差値を上げて少しでも良い高校や大学に入学するというスタイルで、今みたいに広告収入で稼ごう!なんて人は誰もいませんでした。

今の時代は?

今や時代は令和です。
昭和平成とは考え方も技術もまるっきり変わりました。
スマホで4Kの動画が撮影できるなんてアナログブラウン管な昭和の時代に誰が予測できたでしょうか?

若い方も考え方が変わり、昔みたいに親方に怒られながらでも技術を教わって独立するんだ!なんて人はもう少なく、それよりも自分の好きな事で頑張って稼げる時代なので、ハッキリ言って若い子がいわゆる3Kの建設業に魅力を感じるか?と言われれば微妙な所です。

小中高校生のなりたい職業ランキングでも明白な通り、ユーチューバーやITエンジニアやプログラマー、ゲームクリエイター、アニメーターやイラストレーターなど、トップ10に建設業種は1つも入っていませんし、私の次男(中学生)もゲームプログラマーになりたいと言っています。

ニュースでも中学生がクラウドファンディングで資金調達して起業するというのがありましたが、今の時代は確固たる信念があれば誰でも起業して自分のやりたい事で稼げる時代なので、私を含めて昭和世代はもっとこれらに対する勉強と意識の切替えが必要なのではないか?と同時にどうやって若い世代に建設業の魅力を発信していくかを考えるべきではないでしょうか?

考え方を変えませんか?

たまに「若い子は入ってきてもすぐ辞めちゃうんだよね〜、これだからZ世代は〜( ゚Д゚)y─┛~~」みたいなつぶやきを聞きますけど、それって完全に若い人達を軽く見ていますよね。
もちろん職種が合う、合わないはありますけど、少なくとも新しい職種にチャレンジしようとしていた人に対してあまりにも失礼な言葉だと思います。

それよりもその若い人達にしっかり寄り添って仕事を教えてあげましたよね?
「そんなの言われなくても常識でわかるよね」と突き放しませんでしたよね?
「同じ事を何回聞けば良いの?」と叱責しませんでしたよね?

このような対応は時代遅れです、今の時代に合った対応を考えてみましょう。

最後に

それよりも建設業を変革しようとしている方々がいらっしゃいますのでちょっとご紹介します
※これらの企業さんは私の独断と偏見でご紹介していますが、皆さん建設業を少しでも明るく楽しくしていこうZE!というスタンスの会社さんです。

例えば

消防設備士という職業を色々な方に知ってもらい体験してもらいたいとマッチングアプリやスクールを展開している「株式会社WAVE1」さん

「電気工事士を色めく仕事に」をビジョンに電気工事士という業種をなりたい職業の1番にする!とがんばっていらっしゃる「株式会社くれよん」さん

左官という職業をもっと若い人達へ!若い子がんばっているYO!
ツイッターやインスタグラムで情報発信されている「株式会社ART  RAISE」さん

建設業の1UPを応援しています!建設業専門の求人サイト「HR  BUILD」の運営や各種サービスを展開している「合同会社HR  ビルド」さん

これらの企業さんの他にもアツい会社さんはいっぱいありますのでみんなで建設業を楽しく盛り上げていきましょう!

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