昔は捨てて当たり前?

前回、ポイ捨てのお話をしましたが

いつの時代だって

捨てる人はいるんです。

むしろ、昔の人のほうが捨てています。

川にポイ

空き地にポイ

どんどんポイしていました。

でも汚れなかった。

仕事柄、お年寄りにお話を聞くことが多いのですが、

みんなよく言うのが

あそこの川はキレイで

子供の頃よく遊んだ。

山はどこも美しかった。

昔もどんどん捨てていたのに。

なぜか?

ひとつは捨てる物の違いです。

今は何か買えば、必ず

ビニールなどで包装されています。

燃えないゴミが出ない生活は不可能です。

昔は

農村部では

食べ物は畑で作ったり

山や海の幸。

町では

歩いて近所の店に行き

自分で持ってきた容器に入れたり

風呂敷に包んで持ち帰りました。

ゴミといってもわずかで

それらはいずれ土に返る。

なぜなら

自然のものを使っているから。

木や竹を使ったもの、

土を焼いた陶磁器、

綿糸でできた衣類。

今プラスチックや化学製品が

漫画みたいに

パッと世の中から一瞬にして消えた時を

想像してみてください。

家は骨組みだけ残って

家の中のあらゆる物が消えて

服もなくなって

もうみんなスッポンポンです

逆に言えば、消えたものは全部

リアルな現実では

燃えずに、ゴミとなって溜まり続け

自然を犯すもの。

「捨てる」

より

「自然に返す」

ことができるモノがもっと

開発されたらいいのに。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?