2021年6月4-6日 セルバン白雲館旅行記 2日目の昼

画像1 2日目。22時過ぎにはねた筆者は「早朝に雲海が見れる」との言葉に朝5時前に目を覚ましイベント主催者さんから「勝算は一番眺めのいい部屋にしておきましたよ」の言葉の意味を知る。美しい。白くなだらかな雲海が広がり、空は青く澄み切って、鳥の声しかしない。―――あまりにも美しい景色だった。
画像2 まだ登りかけの光を浴びて白く輝く雲が見れただけで、何というかセルバンに来てよかったと心から思った。群馬育ちの筆者からすると「こう言う景色だよ、うんうん」みたいな謎の納得と感動があって朝からフルスロットルで写真を撮りまくってしまった。
画像3 こちらは白雲館のロビーから宿泊した部屋の方を取った一枚である。刻一刻と浮かんでいく雲海の高さがお分かりいただけるだろうか?山肌は光を浴びて輝き、今日一日の素晴らしい天気を約束してくれるかのようだ。
画像4 ホビーから右手の方を写した写真になる。この時点で朝の5時半過ぎだがあまりにも興奮しすぎてお腹が空いていない事に一切気づかないという体たらくである。尚ぼんやりと眺めていたら宿の方と出会ったので少し会話をして一層このセルバンの素敵な所を教えてもらえた。朝から眼福である、
画像5 その後は何をする事も無いので朝風呂に向かう。朝風呂の帰り、7時ごろになればもうすっかりいつもの空へと変わっている。しっかりと温まった体を人気のないロビーのソファーでくつろぎながらじんわりと冷やしていく瞬間は、何にも代えがたい幸福感があった。
画像6 天気予報でも今日・明日はかなり厚くなるようだという予報を信じ「今日の方が涼しいならドレスを着よう」とこの後ドレスを着て朝食会場に向かう。尚筆者としては周りがLARP勢やコスプレ勢で無かろうと特に気にしない。通常運転である。
画像7 朝食。今回の旅はとあるシェフとイベント主催者による食い倒れツアーという名のジビエ食べまくり泊である。その為朝食は軽めに・・・とか思った思考は覆される。白いご飯は美味しい、プレイズレス。何気に毎食出るリンゴジュースが美味しい。ただ酢の物苦手な筆者には手作りドレッシングの酢が強くてちょっとだけ凹んだ。
画像8 そしてこれが二日目の服装である。色々と面倒なので朝食の時点からこの格好をしていたら配膳中のおかみさんの手を止めてしまう事になってしまった。私は人懐っこい犬並みの喜びようであれこれ説明し、おかみさんも嬉しそうに話を聞いてくれたので大変満足である。
画像9 白雲館さんのロビーは「ここでマーダーミステリーをしたい」と過去にTwitterで見かけたが、筆者も全力で頷きたいほどに素敵なものが揃っている。この柱時計は15分?ごとに時告げの鐘が鳴る素敵仕様だし、趣があって素晴らしい。
画像10 暖炉の上の鹿の飾りも「あ、これ西洋の御屋敷で見た!」って言う進研ゼミ的な模範解答が生まれるくらいに素晴らしく立派だ。夏場なので暖炉が稼働していなかった点については実に残念である。
画像11 そして看板の前で一枚。尚天気が良すぎてこれでも前回に目を開いているのだが全く開いていない。平たい顔属である筆者には山の上で遮るものがない屋外で「ひとり楽しすぎるぜー!」というのは厳しかったのかもしれない。
画像12 そして朝食の後は昼食まで暇なので歩いてすぐの見晴らし茶屋さん、及び山田牧場産の牛が見れるスポットまでお散歩しました。この時点でまだ9時くらいなので誰も人がいなくドレスでもへっちゃらでしたw(イベント主催の方に聞いたら「多分周りの人も慣れてるよ」との事です)
画像13 のんびりと過ごす牛さん。まだ肌寒く標高の高い高山村では牛の息の方が湿度や温度が高いのか、白く息が立ち上るという中々貴重なものを見ることが出来ました。
画像14 また自然が大変豊かでした。セルバンの前の路肩で野草が自生してると思えば可愛い花まで咲いていました。のんびりと周囲を小一時間ほど散歩してもいいかもしれません。
画像15 またロッジの食堂の横にはおなじみ?ミニ四駆サーキットがあります。直ぐに走らせられるようにチューニングされたミニ四駆が数台あり、全く知らない初心者の人でも走っている所を眺められるという点はとってもいいと思います。また過去のパーツが並んでいて…いやはや、壮観でした。
画像16 そしてこれは朝食後に暇をして喫茶室に行ったところイベント主催さんんが淹れてくれたサイフォン式のコーヒーになります。私割とコーヒーにうるさい()のですが、苦みもなくて飲みやすいコーヒーでした。器もセルバンさん専用のものなのか現代アート的な感じの絵付けがされています。
画像17 そしてお楽しみのお昼が近づいてきました。今回の宿泊はとあるシェフジビエ料理など腕を振るうという最高にワクワクした内容なのですが、こちらはイベント主催さんがとってもいい炭を積み上げて火を入れている所です。
画像18 今回はアナグマとか、たぬきとか、鹿とか、ハクビシンとか?そういったお肉を中心に用意して下さったそうです。筆者はそういうお肉は熊とイノシシ位しか知りませんでしたが、どれが何だかわからないが兎に角「うまい!」という事だけ学習して美味しく頂きました。
画像19 そして何故か静岡(イベント主催さん在住地)カラス的なお魚が届きまして、中落ち食べ放題がはじまります。ここは長野なのにね?意味が分かりません。ですが美味しい物は美味しいのです。尚「誰かが食べれないんじゃないかと遠慮しないで下さい。量は山ほどありますので」と伺ってたので遠慮なく頂いていきます!!
画像20 そして持ち込まれたお酒の美味しい事、美味しい事。筆者は普段お酒に弱いのであまり飲まないのですが「もし眠くなっても部屋に行けばいい」「食べながら飲んでるからいっぱい飲めない」「というか美味しいお酒に料理で飲まない方が失礼」の思考から割とギリギリのラインでずっと飲食しておりました。
画像21 訳が分からない位美味しい刺身。そして味を引き立てる調味料。これと一緒に日本酒や白ワインを飲むと至福しかないです。尚筆者はお酒に弱い事を自覚しているので呑んだアルコールと同量の水を飲んでいます。
画像22 中落ち食べ放題って、いざやってみると目の前の状況で頭がバクって3・4掬いすると「もういいや」ってなりました。とっても美味しいのに。訳が分からないよ……。多分他にもドサドサ美味しいものが来ると分かっての防衛本能だと思います()
画像23 カツオのたたきをさ、長野の山奥で食べられると思いますか?筆者箱の日を迎えるまで一切考えた事がなかったです。至上の喜びがここにはありました!!
画像24 このお肉がですね、また飛び切り美味しいんですよ。焼き加減でローストビーフっぽく仕上げると言いますか、とにかく美味しいんですよ!!(肉の焼けるいい匂いと硫黄がしみたドレスを着て室内と屋外を往復する筆者)
画像25 野菜もたくさん焼いてくださてT、これが解ける感じに火が通って美味しいんですよ。お肉だらけで疲れがちな胃に優しい味がしみます。他にもキノコ系がありました!
画像26 これは確かトビウオ?だった気がするのですが12時ごろに始まった食事会は既に15時近くになってろ、皆さんあまり箸が進んでいなかった気がします(確か夕食の時に消費したような?)
画像27 エビです。はい、この時点で優勝だと筆者は感じました。食べても食べてもエビがあるという環境は夢のようですし、白ワインがするする進んでしまうので筆者は時折ノンアルコールを挟みつつ3時間コースの昼食をじっくりお腹いっぱい味わいました!
画像28 これはイベント主催者さんの作られた自家製コーラです。お酒が飲めない方に向けてソフトドリンクもありました、がそれ以上にコービーを挽いてからお酒に付けたものや、苺をお酒に付けたものなどの自家製リキュール的なものが多く、筆者は常に酩酊状態で愉快な1日を過ごしていました。
画像29 これはお皿を取りに調理場に顔を出した時にシェフさんから貰った心臓です。良く焼いて食べました。美味しいかったです。お手伝いをする人の特権だなぁ、とゲテモノ食いの私はドレス姿で齧りつきながら思いました。

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