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最近気になった本#11

うちの店では年4回、全ジャンル参加の大きなフェアを開催しているんですがここ一ヶ月近く、その準備に明け暮れていました。
明日から開催です!

動物の体色がわかる図鑑(グラフィック社)

http://www.graphicsha.co.jp/detail.html?cat=10&p=48196

グラフィック社といえば『デザインのひきだし』で有名ですよね。
私も毎号買っています。先日発売された全1000パターンの箔押しは本当にすごかった。表紙ガチャとSNSでもバズっていたので知っている方も多いかもしれません。

なのでデザインに関する本というイメージが強いかと思うのですが、図鑑もいくつか刊行しています。中を開くとさすがセンスのいい組版だと唸るのと同時に、こちらの本は体表をメインに据えていて切り口が面白い。
掲載されている写真も鮮やかで見て楽しめるのはもちろん、体表に関する最新の研究を知ることができます。

図説 世界の吸血動物(グラフィック社)

もうひとつ同じ時期に発売されたグラフィック社の新刊。
吸血動物のみに特化した図鑑です。
こちらもやはり写真が美しい。ヤブ蚊をこんなに綺麗に写した写真、初めて見ました。
ヤツメウナギの口の中とか眺めているとちょっとぞわぞわしてしまったりもするのですが、面白い一冊です。

できるナースと言われるために5年目までに知っておきたい108のこと(学研メディカル秀潤社)

3年目とタイトルにある看護書は何冊も刊行されていますが、とうとう『5年目』がでました!
5年目となるともう業務にもすっかり慣れてできることも増えて、後輩や新人看護師さんからは頼られる存在ではないでしょうか。
でも実のところそこまで頼られる自信はない……という方も多いかもしれません。そもそもなにができて、なにができていないのか。それを知るには振り返りが不可欠。こちらの本はそれを手助けしてくれる一冊です。

ところで、私も今年の12月で書店員5年目を迎えます。医学理工PC書の専門書担当となって右も左もわからなかった頃よりはいろいろ知識も増えましたが、まだまだ勉強の日々です。
でも仕事をしていて思うのですが、専門書って面白いんですよ。文芸書やビジネス書、コミックと違って店内全体で一位を取るようなベストセラーは生まれにくいし、難しいのではと線引きされがちですが、たまには理工書の棚も覗いて欲しいなと思うのです。

えっ、こんな面白そうな本が?という出逢いがあるかもしれません。いや、かもしれないではなく、あるんですよ。



余談。
毎回ヘッダーには内容と関係のある写真を置いているのですが、今回はなんの関係もありません。単純に朝食べた桃が美味しかったからです(ガリガリした硬い桃が好きです)

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