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最近気になった本#09

前の投稿より半月過ぎるところでした。
と、6/3に書いて下書きに保存してました。それから10日近く経ってます。
最初の勢いは皆無です。まあ、こんなものです。

さて私は医学看護理工書PC書を担当しているんですが、まあガチの専門書棚です。さぞかしお堅い本が並んでいるんだろうなあ。表紙買いとかあり得ないと思う方もいるかもしれません。
でも専門書でも「おっ?」と目を惹く表紙の本はあるのです。ここ数年、装丁に凝った本が増えている気がします。

今回はそんな「おっ?」と最近気になった二冊の本を紹介します。

「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた(ダイヤモンド社)


世界で唯一の「ネコひねり問題」の書!と帯で煽ってますが、まあそうでしょうね。6月の新刊チェックをしていた時から気になってました。
表紙は黒いタイトル部分と猫のイラスト部分が黒箔押しのエンボス加工(浮き出し)になってます。かわいい!

そして目次をみると「はじめに 猫はおかしい」とあります。
パワーのある言葉です。
タイトルもですが、これだけで俄然読む気になりますね。

496ページのかなり分厚い本なので、自立します。鈍器本サイズなんですが、軽い紙(おそらく嵩高紙)を使用しているので重くはありません。ネコひねり問題への熱い思いが詰まった厚い本です。

同じダイヤモンド社でちょっと前に出た『アメリカの中学生が学んでいる 14歳からの〜』もそういえばエンボス加工で派手なカラーの分厚い鈍器本でした。「科学」「数学」「世界史」「プログラミング」の四冊が発刊されてますが、四冊並べると棚で目立つんですよねえ。うまい。売れてます。

ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ 感情に触れる医師が働き方改革時代に身につけたい倫理観(メジカルビュー)

こちらはCDジャケットサイズみたいなA5変型判の正方形。そして表紙を飾っているイラストを描かれているのがなんとtamimoonさん!(@tamimoon)
びっくりしました。この目の描き方、見覚えあるなあと思っていたんですよね。2月に初作品集を出された新進気鋭のイラストレーターです。

中身は研修医、医学生向けで、小児科医でありそして絵本作家である著者が医療現場での物語を綴り、それを通して倫理観を学んでいく一冊です。とても読みやすいつくりです。

そういえばメジカルビュー社さん、『留学医師LIVE』の表紙も医書っぽくなかったですね。リベラルアーツと一緒に医学教育のところで並んでいるので、棚がとてもポップな感じになってます。

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