人生の三分の一は睡眠です
人生の三分の一は睡眠だよであるとか、大谷がすげえ寝具にこだわってるらしいよとか、やたらと最近睡眠の情報が入ってきます。
僕は若い頃から、けっこうどこでも眠れるタイプで、寝つきが悪いとかすぐ目覚めるだとか、そんな悩みとは無縁でした。ところが、30を過ぎて様々なストレスが溜まっているのか、それとも使っている布団がびっくりするぐらいせんべい布団のせいなのか分かりませんが、眠りが浅くなってきました。
7時間しっかり寝ても、なんだか寝た感じがしないんです。腰や肩も痛いし、やっぱり布団が悪いんだろうなとそんなことを思ってました。だから、今まで見落としていた睡眠の情報が入るようになってきたんでしょう。
やっちゃいけないとは思っていますが、寝る前まで新作落語をつくっているのと、脳がすげえ動いてるせいでしょうか。悪夢をみます。
自分が死ぬ夢、家族が死ぬ夢、よく死にます。
心配になった僕は夢占いのサイトで検索すると、大方悪い夢というのは、良いことが起きる前兆だそうです。自分が死ぬ夢は、つまり生まれ変わるということ。これから新しく良いことが始まりますよ、ということらしいのです。
なんだそうか!と思ってましたが、待てど暮らせど、良いことなんてなんにもありませんでした。なーんにも。
夢占いクソくらえです。
笑点の夢をみます。僕は笑点のアシスタントとして山田さんと一緒に座布団を運んでいます。いつものように舞台袖で座布団を持ちながら、大喜利を見ていると、お題が出ているのに、誰も手を挙げません。みんな、腕を組みながら一生懸命考えているんですが、答えが出ないようです。
すると、たい平師匠が
「おい昇りん!ぼーっと突っ立ってんじゃねえ!お前も考えろ!」
もう忘れていましたが、夢なのにしっかりお題が出てました。僕は必死に考えました。現実よりも頭フル回転です。なんとかこの場をなんとかしなければ、これはチャンスかもしれない!
「はい!」
僕が回答したところ、会場は静まり返りました。
すると、たい平師匠が言いました。
「お前は黙ってろ!!」
散々な夢です。
僕は悪夢から解放されるべく、新しく布団を買うことにしました。近所のふとん屋さんで、前に座布団も買ったことがあり、フカフカで気持ちよかったです。店頭の看板に毎日、偉人や芸能人の名言を書いているそんな店です。
やれ、夢だの希望だの。
僕の性格と店主の性格は合わなそうですが、腕は確かです。フカフカで柔らか過ぎない布団と、枕も買っちゃいました。この1週間は、その布団で寝ています。
すると、なんと言うことでしょう。
皆さん聞いてください。
長澤まさみとデートをしている夢を見ました。
こんなことあるんですね。バイクに2人で乗ってとても楽しく、まさみの笑顔がとても眩しかったです。残念ながら、デートの途中で目を覚ましてしまいました。よくあるやつです。
はあ勿体無い、残念だなと思いながら二度寝すると、
また長澤まさみです。さっきの続きです。
この手の夢のタイプで、続きからみれることってあるんですね。
まさみと楽しく過ごし、朝目覚めました。
いい朝だ。
こんな目覚めのいい朝はいつぶりでしょうか。
皆さん、
『布団が変われば夢が変わります。夢が変われば人生が変わります。』
今度ふとん屋さんの前を通り、もし隙があれば、僕のこの名言を看板に書いておきたいと思います。
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