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7. 変態であることを諦めよう

2022年11月、宮島。

そこでわたしは、初めて、自分が舞っている姿を撮影してもらいました。


その1年半ほど前から、神社に行くと勝手にからだが動き、舞がはじまるという、不思議なことが起こりはじめたわたし。

でも、当時のわたしはなかなか、そのことを受け入れることができませんでした。


だって、神社に行くと、勝手にからだが動いて踊り始めるなんて、どう考えても、変。

見た人は、こんなわたしを気味悪く思うに違いないし、人から受け入れてもらえるはずが、ない。


そんな風に、人からは受け入れてもらえないだろう自分の側面に、怯えていました。

その一方で、神社で舞うことへの思いは募るばかり。


そんな時に、つぐさんから宮島での撮影を提案してもらったのです。

厳島神社にて。
撮影前の不安はよそに
完全に舞に没頭していました。


舞っている時の自分を、写し出してもらって、その時にはじめて、自分が出すことを躊躇していた部分を、少し受け入れられた気がしました。


でも、、、
そこからが、わたしは時間がかかった。


神社で舞うことが大好きなのに、そこに振り切れていくことが、とても怖かったのです。


これは、わたしだけがそう感じるのでは、ないと思う。

人は実は、自分が本当にやりたいことを認め、それにGOサインを出すことって、とても怖いことなんじゃないかと思うのです。


なぜか。

それは、一度GOサインを出したら最後、これまでの生き方から変化していかざるを得ないからで、その未知に怖れるのがひとつ。

そしてもう一つは、自分が実は持っている潜在的な能力や可能性の大きさを垣間見て、それに圧倒されそうになるのではないかと、思うのです。


そして、その道を選ぶときっと、他の誰とも違う、際立った生き方になっていかざるを、得ない。


それまで周りの人から受け入れられることが、とても大切なことだった私にとって、それはそれは強いブレーキが、かかりました。


その時に、つぐさんに言われたこと。


変態であることを
あきらめよう。

自分が変態だと思っている人から
変態と言われると
妙に自信がつくのはなぜ?笑



神社で喜々として踊るのは、どう考えても変。

だから、変であることを認めること。
仕方ない、だって変なんだから。笑

言葉を変えると、あきらめること。


本当は、誰もがオリジナリティあふれた存在なんだよ。

でも、一般的に生きた方がいいという風潮から、普通であることにとどまっているだけ。

で、そこから飛び抜けた一握りの人たちが、オリジナリティが強いと言われている人たち。

つまり、他人の顔色をうかがうのをやめて、個性を突出させていった、変態、変人たちなんだよ。


そう言ってもらってから。

もう、自分のやりたいように、やらせてあげることにしました。

別の言い方をすると、あきらめることにしました。


自分の内側から溢れる欲動に、ブレーキをかけることをやめて、毎日白い服を着て神社に通い、舞をさせてあげるようになりました。


振り切れてみて、わかったこと。

それは、自分の怖れていたことは、起こらなかったということです。


もっと人に冷たい目で見られたり、ゲテモノ扱いをされるかと思っていましたが、宮司さんも歓迎してくださり、地元の方にも「今日も踊りに来たんか?」と言われたり。

美しいですねと、声をかけてくださる方、写真を撮ってくださる方。


そして、神社が好きな人や、目に見えない世界に興味のある人と、急速にご縁がつながっていき、今や、わたしが神社で舞う人だからという理由で、セッションのお申込みをいただいたりするようにもなりました(わたしの本業は、心理士です)。


自分の好きなことに振り切れると、その先に、それまでなかったご縁がどんどんつながりはじめ、仕事まで新たな局面に入っていった。

これは、わたしにとっては、想像をつきもしなかった驚きの展開でした。


そして何より、自分の好きなことに日々没頭できることは、わたしの幸福度を上げてくれたなぁ、と、思うのです。


最近つぐさんに、改めて、魅力って一言でいうと何かを、尋ねてみました。

すると、こんな答えが返ってきました。


個性の突出した部分


魅力とは、個性的であることと、深く関係しているようです。

そして、他の動物や植物と違って、人間は自身を客観視して、自分のありようをデザインしていくことができる生き物。

であるがゆえに、自分の個性をどのように際立たせていくか、そのセンスややり方が、その人が周りからみて魅力的に映るかどうかと関連しているのだと思います。


そして、つぐさんは、撮影に来た人に、それを伝えているのだろうな、と。

あなたにはこんな個性があるよ
こんな風に磨いていったらより素敵になるよ

それを写心に写し出し、可視化できる状態で手渡すことで、受け取った人はその写心から自分の魅力的になる方向性を見出し、進んでいくことができる。


つぐさんの撮影の、他では得られない恩恵とは、ここにあると思います。

その人の魅力を見出し、それを洗練された形で写し出し、手渡すことのできるカメラマンさん。


自分の個性や魅力はどこにあるんだろう、より魅力的になっていくには、どうしたらいいんだろうと思っている方。

撮影で、つぐさんがたくさんのメッセージを手渡してくれるはずです。


◆課題◆
自分が自分で変だと思っている部分って、どんなことだろう?
きっとそれこそが、あなたの個性であり、魅力となる部分でもあるず。
自分の変な部分を、受け入れてみる。
言葉を変えると、自分のそんな部分を、諦める。
だって、そうでしかないのだから。



つづく


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この記事は連載形式になっています。
最初からお読みいただくと、これからの記事も、より楽しんでいただけると思います♪









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