マガジンのカバー画像

靴の底

30
2024年の日記。鎌倉移住や留学生たちの交流。夫婦の何気ない日常の日々を日記にしたためています。
運営しているクリエイター

記事一覧

お腹にできた子、ポリープちゃん【靴の底 #30】

預かっている保護猫が発情期に入った。 悲痛な鳴き声は1日中つづき、誰かを求める叫びは可哀…

葉子
1か月前
2

双極性障害でも働いていいでしょ? 【靴の底 #29】

「やっぱ自立って大切やと思うねん」 ええー!そうなこと言っても私、双極性障害なんだよ!? …

葉子
1か月前
10

人間欲してるときは手に入らないのに、何も考えてない時には舞い込んでくるものだ【靴…

「結婚式どうでした〜?」 湘南に住みだしてから通い出した近所の美容院に入店したとたん、美…

葉子
1か月前
7

姉たちの喧嘩に巻き込まれている結婚式の話 【靴の底 #27】

結婚式が迫ってくる。 鎌倉への引っ越し、保護猫の預かりボランティア、妊活、そして結婚式。 …

葉子
3か月前
7

生理の日、鍵しっぽの猫へのお願い 【靴の底 #26】

控えめな保護猫が私の足をカリカリと何度か撫でる。 お腹が空いたのだろう。眠気に負けて布団…

葉子
3か月前

鶴岡八幡宮で大凶を引いて女友達との友情を育んだ日 【靴の底 #25】

女友達との悪口大会ってどうしてこんなに楽しいんだろう。 一年以上ぶりに友人に会うことにな…

葉子
4か月前
2

骨になりたてのお母さん 【靴の底 #24】

「おかん、骨になりたてやん」 喪服姿の人が骨壺と遺影を持ち、昼食をとりに店の前で集まっている光景をみて隣りにいる旦那が言った。 なんてことを言うんだ、と怒ると「鎌倉は骨になりたての人をよく見る」と返してきた。 確かに鎌倉という街は寺社仏閣があちらこちらにあるため、喪服姿の団体を見ることが多い。 黒い服に身を包んだ人が持つ骨壺はもちろん人の形はしていないけれども、どことなく人の気配がしており、大切に抱かれている姿は赤ん坊のようだ。 最近、鎌倉は紫陽花の季節と海の季節になった

保護猫から学ぶ心を開くことのむずかしさ 【靴の底 #23】

毎晩布団に入る前にブラインドを上げて夜中窓から外を眺められるようにすることが日課になった…

葉子
4か月前
17

仕事を辞めてから何もかも変わってしまった 【靴の底 #22】

昨年の今頃、仕事の繁忙期がようやく過ぎ去り、あーこれで早朝3時起きから抜け出せるのか〜と…

葉子
5か月前
3

「誰かもらってください」と言われるとウチの子にしたくなる 【靴の底 #21】

すこぶるご機嫌斜めの私を江ノ電に乗せて、旦那は極楽寺駅まで連れてきた。 今朝から私はなぜ…

葉子
5か月前

鎌倉で暮らして病気が少し和らいだ気がする。東京と鎌倉の違い。 【靴の底 #20】

鎌倉で暮らしはじめて驚いたのが、孤独感を感じないことかもしれない。 東京で暮らしていたと…

葉子
5か月前
4

わたしが鎌倉へ惹かれた理由 【靴の底 #19】

鎌倉への引越し早々に私は四国の祖母の家に訪れていた。 家にはまだ片付いていない段ボールと…

葉子
5か月前
1

鎌倉引っ越しの近況【靴の底 #18】

さて、そろそろ鎌倉への引っ越しが近づいてきており、我が家もだいぶ変化をしてきた。 まず悩…

葉子
6か月前
2

タラタラ喋りが集めた人たち 【靴の底 #17】

「ほんとに葉子はタラタラ喋りだよね!」 同級生のちーこの言葉にクラスの女子達がクスクスと笑い出した。 「そうかなぁ。あんまり考えたことないけど」 「ほら!また、タラタラ喋り!なんでそんなにゆっくり、のんび〜り喋るの?働き出したらシャキシャキ話さないとバカにされるよ!」 ちーこは中学生なのにもう働くことを考えているのか、ちょっと斜め上の考えがよぎったが問題はそこではないのだ。 小さい頃からみんなに指摘されるこの喋り方だ。 舌足らずではないが、どうやら独特の話し方をするらしく、自