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【食文化研究】眠れなくなるほど面白い中国の食文化①


こんちは。

今日は中国の食文化について語っていこうと思います。思えばまともに食文化について語るのはこれが初めてですね。一体食文化研究会とは何なのか名ばかりか、という至極まっとうな疑問を持った人間は、ロボトミー手術を受けに北朝鮮にでも行ってきてください。

さて、早速参りましょう。中国の食文化と聞けば、思いつくのはやはり中華料理でしょう。中華料理はフランス料理、トルコ料理と並んで世界三大料理の一つであり、バーミヤンや餃子の王将など中華料理専門のチェーン店が多数存在することから、日本においても非常にポピュラーな料理であると言うことができます。ラーメン、餃子、シュウマイ、炒飯、麻婆豆腐など、有名な料理も数えきれないほどありますよね。

それでは皆さん、突然ですが質問です。この中華料理、実は4つの種類に分けることができるって知ってました?えー知らないよーと言う人も、何種類かは分かるけど全部はわかんないと言う人も、そんなのコモンセンスさ、と嘯く人もいると思います。まあ、この問題は中華料理検定初級の問題ですね。この4つの料理を知ることから、中華料理マスターの道は開けてきます。



答えを申し上げますと、中華料理は山東料理上海料理広東料理四川料理に分けることが出来るんですよ(厳密に言えばもっとたくさんあるのですが、大雑把に分けるとこの4つです)。皆さん当たってましたか?そーですか1つも分かりませんでしたか。阿呆ですなあ、もっと勉強してきてくださいよ。わはは。

はい、それではそれぞれの料理について説明していきたいと思います。

山東料理

山東料理と聞いてもピンとこない人も、北京料理と聞けばなんとなく分かるかもしれません。山東料理には肉や小麦を用いた料理が多く、北京ダックや饅頭、餃子などが代表的なメニューとなっております。

上海料理

読んで字の通り海産物を用いた料理が良く見受けられます。上海ガニなんて有名ですよね。五目炒飯や小籠包なんかもここ発祥です。

四川料理

中華料理の中で、食ってて「辛っ」てなるやつは大抵こいつです。麻婆豆腐や担々麺、酸辣湯など、書いてるだけで舌がピリピリしてくるようなやつが代表的な料理です。

広東料理

それ以外全てです。マジで。というかこいつがもう中華料理そのものと言ってもいいです。古くからの中国食文化が残ってる場所だし、この地方の人間は「足が二本ある物は両親以外、足が四本ある物は椅子と机以外食べる」と言われているくらい何でも食べるんですよ。


ここまで長々書いてきましたが、ここからが本題です。一体なぜ、どんな基準でこれらの料理は分けられたのか。その起源はどこにあるのか。これこそがまさに食文化研究の分野でしょう。皆さんも気になりますよね。ね?

この疑問の最初の鍵となるのが、「チンリン=ホワイ川ライン」と呼ばれる地理学用語となるのです。なんすかそれ。ちょっとネタばれになるのですが、これらの料理は中国の地理的、文化的な要因に非常に密接に関係しているんですよね。


謎を残したまま次回へと続きます。