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昼酒昼蕎麦(第4回)

土曜の昼間はほぼ蕎麦屋に居る僕が、足繁く通う素敵なお蕎麦屋を紹介する「昼酒昼蕎麦」。
その第四回目です。
昼間にお酒を飲むのが好き、和食で日本酒を楽しみたい、のんびりとお酒を楽しみたい。
そういう方々に楽しんでいただけると幸いです。
(タイトル画像はとろろ蕎麦)

蕎楽亭(牛込神楽坂)

今回で紹介させていただくお店は、都営大江戸線「牛込神楽坂駅」から徒歩6分の所に居を構える「蕎楽亭」さんです。
第一回目で紹介した「芳とも庵」さんも牛込神楽坂が最寄駅となる美味しいお蕎麦屋ですが、「蕎楽亭」さんもそれに勝るとも劣らない名店です。
天麩羅専門店の「てんぷら蕎楽亭」を出店する程、天麩羅には拘りのあるお蕎麦屋。
天麩羅で日本酒を楽しみたい時は此方へ伺います。

料理

前述の様に此方では天麩羅を食べていただきたいですね。
タネの種類も豊富。
揚げたてを頬張りながら冷たい日本酒をグビリとやるのが最高なのです。
大葉で巻いた生雲丹(メニューにあれば即オーダー)、キス、穴子などの魚介に、舞茸や茄子の野菜などが好きなタネです。

ある日の料理メニュー(2022年)

「享楽亭」さんも料理によってはハーフサイズで注文出来るのが嬉しいです。
天麩羅以外の料理でお勧めの牛スジ煮込みもハーフサイズで注文可。
生湯葉の刺身、馬刺し、松茸と鱧の小鍋なども美味しいですね。
秋には秋刀魚の刺身なども供される事もあるので、季節ごとに訪れたいお店なのです。

日本酒

「享楽亭」さんのご店主が福島県柳津町出身という事で、日本酒のラインナップもその殆どが福島のお酒です。
「飛露喜(特別純米)」、「写楽(純米吟醸))「廣戸川(特別純米)」などの有名で旨い酒が揃っています。
酒処である福島の日本酒がお好きな方は訪問する価値、大ありです。

ある日の日本酒メニュー(2022年)

のんびり度

入口から店内に進むと9席のカウンターが目の前にあり、奥にある幾つかのテーブル席と併せて総座席数は30席。
一人客は当然カウンター席に通されますが、揚げたての天婦羅を即いただけるので有難いです。
カウンター満席でも窮屈さはなく、不思議とのんびり過ごせます。

蕎麦

お蕎麦もご店主の出身・福島産の蕎麦の実を店内で製粉したもの。
心地良いコシと喉越しが堪らないせいろでは、ふわふわの泡状のとろろに絡めていただくとろろせいろと、牛ホルモンの入ったカレーつけ汁のつけカレーがとても美味しかったです。

つけカレー

最後に

「蕎楽亭」さんの人気の凄さは開店前から入店待ちのお客さんが其処彼処に待機している事からも伺えます。
店頭に設置してある順番待ちの表に名前を記載するのが必須です。
お昼は予約不可ですので、急に思い立ってフラッとお店に立ち寄るのは難しいですね。
天麩羅、日本酒、蕎麦、そのどれもが最高ですので、一度訪問していただきたい良店です。

蕎楽亭
住所:東京都新宿区神楽坂3-6 神楽坂館1F
電話:050-5493-2059
営業時間:11:30~14:30(L.O.14:00)
     17:00~20:30(L.O.20:00)
定休日:月曜日、日曜日、祝日
         ※その他、不定休日あり
座席数:30席

蕎楽亭公式HPより引用


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