見出し画像

集団登校を嫌がる息子の気持ち

新学期が始まって、2週間集団登校がある。そしてその集団登校を5年生の長男はものすごく嫌がっている。

集団登校期間中は持ち回りで当番が回ってきて、今日は私の当番だったのだけれど、長男はとにかく集団登校という行為が嫌なようで、家から出ているのに集合場所に来ない。仕方なく、もう5年生だし、知らんぷりして出発したらあとから着いてきて合流していた。

何がそんなに嫌なのか、解らない。

でも、とにかく嫌。

そしてそれを体で表現している。でも、最終的には迷惑をかけないようにしれっと合わせている。

まぁ、考えてみると長男にとっては集団登校のメリットはない。集合時間が決まっていて、早めに家を出たり、人を待ったり、1人で行くならしなくても良いことをしなければならない。歩くスピードも合わせないといけないし、長男にとってはデメリットしかない集団登校だと思う。

まだ直接長男に「なぜ集団登校がそんなに嫌なのか」の理由を聞いていないから、はっきりと確信を持てる訳ではないが、長男は集団登校を最強に無駄なかとだと思っているのだと思う。だから、そんなことしたくない、という単純な理由なのだろう。

こんな長男を見て私が思ったことは、「しっかり自分の判断で動けているからOKだろう!」ということ。なにも考えずに決められたこととして集団登校があるから言われた通りに集団登校する、というのでは決してない。長男にとって誰がどうやって決めたのかも解らない集団登校に当然のように従うのではなく、しっかり自分の意思を示している。その上で、勝手なことをすると当番の父兄に迷惑がかかるから仕方なく合わせるけど、本当なら無意味なことはしたくない。

欲を言えば、きっちり嫌な理由を話してくれて、「自分は集団登校なんて意味がないから参加したくないけれど、新一年生やお母さん方のために参加してもいいかなぁと思うから、仕方なく参加しとくわ。めんどくさいけどね。」ぐらいのことを普通に話してくれると良いなと思うけれど、そんな事は大人でもできる人とできない人がいるレベルだと思う。

多くの子供たちが、何の疑問も持たずにすんなり受け入れて行動している集団登校に反発する長男はなかなk見込みのある奴だと私は思いたい。

小さなことでも全ての領域で自分で判断して選択する、そんな経験と意識を、これから先の人生でも忘れないようにしてほしい。きっとそんな事をしていると、世の中の常識と自分との差に苦しむことも多くあると思うけれど、突き抜けてしまえば成功があるはず。子供たちが誰のためでもなく自分の人生を生きれるように、親の私は自分にできることをしていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?