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3歳になりました。

昨日、末っ子が3歳になりました。

すくすくと元気で可愛らしく生意気に成長しています。

この子が産まれて2日後に私は蜘蛛膜下出血になって生死を彷徨い生還しました。だから、この子の誕生日を数えることは、同時に自分が病気から回復して生きながらえた年月を数えることになります。

この子が1歳になった時、手術をしてくださった先生に言われた言葉はきっと一生忘れないと思います。

「1歳になったということは、あなたの病気から一年が経ったということですね。」と。

そして今年、3歳になりました。私も生き延びて3年が経ちました。

退院した直後は、床に落ちたものを拾うことすら辛かったのが、今では昔とそれほど変わらない生活ができています。もう絶対に無理だと思っていた、縄跳びでの二重飛びもできる様になりました。確実に月日が経つことで回復することもあるのだと実感します。

今だから言えることとして、当時は本当に「もう前のように動くことは難しいけれど、命があるだけ有難いのだから感謝して、辛くても頑張流しかない。」と思いながら生活していました。毎日頭も痛いし、思うように体は動かないし、子供は小さいし、4人もいるし・・・・。自分で言うのも何ですが、よく頑張ったとあの頃の自分を誇りに思います。さらにリウマチも発症して、動かない体がさらに動かなくなり、もう悲惨な状態だったけれど、生きていいて、何とか自力で生活できて、それだけでもう自分はラッキーで最高だと、そんな風に思いながら年月が経過するうちに、体調が安定してきて頭痛も減って、リウマチの薬も効いてきました。

いま、家族と普通の生活ができていることに感謝しかありません。

生かされて、辛い時期を通って、今尚険しい道のりは続くけれど、だからこそ気付いたこともたくさんあります。きっとこんな風な体験をしなければ、自分は何を思い何をして、どんな風に自分の人生を選択して生きていくのか、自分にとって大切なものは何なのか、これほどまでに考えることは無かったのかもしれません。世間に流されない自分の人生を生きることに、これほど執着しなかったのかもしれません。

この3年間で自分の考えは随分変わった様に思います。生きるのも楽しくなった気がします。悲しみや苦しみは喜びに変えられると、それを信じられるようになりました。病気をする前の自分より、今の自分の方がよほど良いと思えます。

末っ子が歳を重ねるごとに、末っ子の成長と自分自身の回復からの成長を感じられるのはとても喜ばしいことです。

問題は山積みで、自分自身への課題も山積みだけれど、最高に楽しい時間を過ごせていることは間違いありません。この先も、自分自身の人生を生きるために子供と一緒に成長していきたいです。

お誕生日おめでとう!

余談ですが、うちの末っ子3歳が好きな曲を紹介します。↓変わってるよね。。。。変だよね、古いよね。この3曲をかけてほしいと言ってきます。そして歌っています。


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