1年たった話
去年の今頃は、病院のベッドの上だった。しかも結構な感じの覚悟具合(苦笑)
もしかしたら、、、何て思ったりもした。念のために、遠方に住んでいる弟には大事なものの場所とか、会社の上司の話とかしてみたりして。
無事に終わってくれという気持ちと、でも何があるかわからないからな、という気持ちと。ないまぜになっていた気がする。
家族が話を聞きに来れないものだから、手術する当人に向かって先生はたっぷり脅してくれる。
「もちろんほぼ起きないですけど」とは言ってくれるが、可能性の話はしっかりとされた。まぁ頭ではわかるけど、家族もそばにいないんだし、あんまし脅さないでよ。と言うのが正直なところ。不謹慎かもしれないが、もし何かあったって、文句言えるかわからないんだし。
病は気からなんていうけど、ほんとにそんな感じで。テンションっていうのは大事だ。自分的には気分に左右されない人間だと自負していたが、そんなことは全然なく、しっかり不安にもなったし、へこんでもいた。
内科の入院病棟なんて、そもそも若い人などほぼいないので、みんなどこかに片足突っ込んでいる人ばかりだ。そんな中で元気でいろという方が無理と言うもの。
入院をしたことがない人は「看護師きれい?」とかいう人がいるが、そもそもそんな気分には全くならないし、どっちかっていうと尊敬の対象である。いい年をしたおっさんが、他人の姿をみてへこむのに、あのひとたちはそれらのお世話をしてくれる。なんだったら励ましてくれたり、寄り添ってくれたりもする。
本当にすごい。男女関係なく、看護師さんたちはすごい。国はもっと優遇してあげてください。国家予算でwそのための税金なんだけどなぁ。
ええと、とにかく去年は病院の白い天井を見つめていた。
こんなに大きな手術をしたのは人生で初めてで、もっと入院させられると思っていたのだが、医療の進歩か僕の病状が大したことないのか、無事に手術が終わった後は、翌日ICU、その翌日は既に一般病棟に戻されて、その日から歩けと言われた。何やらリハビリみたいなもので、歩かないと動脈に血栓が出来て大変なことになるらしい。
体にはまだまだたくさん管が刺さっている状態で、点滴も入れているのだが、それでもそんなこと言われたら歩かないわけにはいかないが、体がしんどいのも事実で、それはもうきつかった。
翌々日からは重湯みたいなものを食事として提供してもらった、固形物を食べるにはちょっとかかる。トイレもまったく出ないものだから、食べるに食べられず、腹がはじけたらいやだなぁ、と思いつつ、4日ぐらいかかったがまぁそれもクリアーした。主に薬のちからで。
入院中に、推しのアイドルのネットサイン会があって、それにはものすごく励まされた。何人かに「元気になーれ!」と言われただけだったが、それがどのくらい励みになったことか。ああ、俺にもこんなこと言ってくれる人がいる。
ととても癒された。(言ってもらうのにいくらかかかっているがそれは言わない約束w)
いいのさ励まされたのは本当だ。
入院中はTwitterで、誰に言うとでもなくつぶやいていた。最後になるかもしれないし、誰でも見ててくれれば。と思いつつ。こんな僕でもリプしてくれる人もいて、本当に感謝しきりだ。
だからね、大したことないリプでも誰かの元気のもとになっているかもしれませんよ?と言ってみる。
それから僕もそう思いながら、リプしたりしている。
そうそうなんで急にこんな話をしているかというと、今日が7/7だからだ。
毎年でもないが、七夕になるととある会が開かれて、ああ一年たったんだなぁと思ったりする。
そういや去年はベッドの上だったなぁなんて思ったんで、noteをしたためてみた。
おかげさまで今年は日常生活を送れている。すげえあつくて、これはこれでしんどくはあるけどもw
ほんと夏好きな人には悪いけど、夏なんて秒で終わっていい。そうめんちょっと食べられればもう終わっていいかなぁ。海もプールもいかないしさ。
みんなは夏好きですか?
僕は嫌いです、夏生まれだけどもw
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