JOMOX XBASE09 レビュー
ドイツ、ベルリンのブティックシンセメーカーJomox社から1996年に発売されたドラムマシーンです。かのTR909クローン。エミュレーター。
当時より代表のJürgenはMoritz von Oswald などからTR909のMODなどを頼まれていたらしく、この手の電子工作はお手の物だったのでしょう。
ドラム、スネア、ハイハットというシンプルな構成で発売から20年以上たった今も根強く人気があります。普通にまだ使ってる人をベルリンでは見かけます。
デザイン、音ともに好きな機材です。ハイハット部分が6bitのサンプルなあたりも嬉しい仕様です。Rom MODモデルがたまにebayとかに出てますね。ROMに自分のサンプルを入れられるという訳です。で6bitかつjomoxのアナログプロセスで再生できるという訳です。(ハードウエアサンプラーの出音って各メーカーで全然違います。同じサンプルでも)
クラブミュージックの音だと荒れたサンプルの感じが好まれる事が多く、SP1200やMPC等が今も使われているのはこういった理由もあるかと思います。
現在発売されているAlpha Baseなども基本的な概念は一緒で、そこに沢山の機能が追加されていった感じかと思います。
MIDI CCも対応してるし、外部からMIDI送って鳴らすのも全然ありですが、個人的にはシーケンサーを持っているドラムマシンには、そのシーケンサーの機能を生かしてリズムを作った方がいい味が出る気がします。シーケンサーの持つグルーブというやつですかね。
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