目標追求主義の先には・・・?


SYNT代表佐々木です。

最近、話題の本「Irresistible 『僕らはそれに抵抗できない』」を読んでいます。


SNSに、ネットゲーム、私たちの多くは何かに対して「中毒」かもしれません。

LINEでメッセージがきているか数分間おきにチェックしてしまったり、常にインスタを見てしまったり、Yahoo Newsで新着記事がないか常にアクセスしたり・・・。

気づいたらFacebookやTwitterを30分も眺めていたり、Youtubeで1時間使ったり。


現代は私たちをいとも簡単に「依存状態」にさせてしまいます。


依存型ビジネスのつくられかたを本書で学ぶことができます。


内容としては、マーケティング、心理学、行動経済学の範疇になるんでしょうか。

SNSやネットゲームがどのようにしてユーザーを集め、そして離さないか、その設計のされ方を解説してくれます。


では、今日は「行動嗜癖」という言葉を紹介します。

Behavioral Addiction:行動嗜癖


なんらかの行動を取らずにはいられない、その行動のこと。


ストレスがたまって、食べ過ぎてしまったり、

買い物をしすぎてしまったり・・・。

ついYoutubeを見すぎてしまったり、

常にFacebookで友達が自分の投稿にいいねしてくれたか確認したり(あるんかな?)


行動嗜癖には6つの要素があります。

1: ちょっと手を伸ばせば届きそう

2: ランダムな頻度で報われる体験があること

3: 進歩・向上している感覚がある

4: 難易度が徐々に上がっていくこと

5: 解消されたくても解消されない緊張感がある

6: 社会的な結びつきがあること


一番わかりやすい例はゲームかなと思います。

ランダムなタイミングでガチャが当たったり、レベルが上がり難しいダンジョンに挑戦したり、友達と競ったり、様々なゲームがこの6つのどれかないし、複数ないし、全部に当てはまることに気がつくはずです。



英語学習サービスを作る僕がなぜこの本を読んで学んだことを書くのか?


それは、依存を逆手にとって、継続しやすい学習の仕組みへの理解を深めることができると考えているからです。


英語を教えていて、成果をあげた方も、これらの行動嗜癖の要素のうち多くを満たしています。

友人と競った=社会的な結びつき

成果が目に見える=進歩している感覚

一日の分量が5~15分くらいの学習=ちょっと手を伸ばせば届きそう


などなど。

先日成功に終わったSYNT第一回発音コンテストもうまく行った点はこれらを逆手に取れているかなと思います。


依存を引き起こすメカニズムを知り、それを逆に自分の目標達成や、本当に望んでいることの実現に生かしてやろうじゃありませんか!


毎日学び、毎日書きます。


Shu Sasaki

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