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姫路市の「ひめじほほえみ訪問看護ステーション」が指定取り消し

「ひめじほほえみ訪問看護ステーション」(運営会社:アイ・ティー・スリー)が介護報酬を不正受給したとして、9月1日付で指定取り消しされるといいます。

 同じ日の同じ時間帯に1人で複数人に施したように記録するなどし、介護報酬を架空請求。利用者宅を移動する時間を書かなかったり短く記したりすることで、訪問件数を水増ししたとみられる記録もあるという。

2024.08.03 神戸新聞NEXT

 同一時間帯に同一看護職員等が複数訪問介護を行ったことにするという、かなりプリミティブ・原始的な不正請求の手口ですね。
 出勤していない職員がサービス提供したことにするとか、すでに退職した職員やそもそも存在しない職員(資格・名前貸)がサービス提供したことにする等のもう少し狡猾な手口もあるのですが・・・

 運営会社のアイ・ティー・スリーは訪問看護の他にも療養通所介護(注)と居宅介護支援事業を併設しています。

 確かに、療養通所介護や居宅介護支援事業所を併設すれば経営効率的には良いでしょう。経営の効率化を図れば図るほど、単位時間内の収入を得たくなり、不正請求の誘惑にあがらうことができなくなってしまうのかもしれません。

 不正請求は生産性向上、効率化の極北きょくほくなのです。

(注)療養通所介護とは難病等の重度要介護者やがん末期の者であって、サービス提供に当たり看護師による観察が必要な利用者を対象とする地域密着型サービスです。 

 


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