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川崎市 社会福祉法人「母子育成会」前理事長が8億円を私的流用?

 川崎市の社会福祉法人「母子育成会」の前理事長が少なくとも8億円を私的に流用したとされる、川崎市は法人に対する過去の監査が適正に行われていたのか、外部の弁護士らとともに20日から検証を始めたとのこと。

 この社会福祉法人「母子育成会」は5ケ所の保育所、乳児院、児童家庭支援センター、特養(地域密着型も含め2ケ所)を経営しています。

 社会福祉法人の財務諸表等電子開示システムでこの法人の2023年度決算をみると、事業活動収入2,689,000千円、事業活動収支差額429,000千円(事業活動利益率約20%)ですが、経常活動収支(最終の収支)では503,000千円もの赤字となっています。
 これは、その他活動による支出中その他の活動の支出で604,000千円もの支出が計上されているからかもしれません。

 また、次のこの記事の指摘は非常に重要だと思います。

 市は今後、担当の職員らに聞き取りを行ってこれまでの監査の際、法人の職員が赤字続きの状況などを訴えたのに不正が見過ごされたことや複数の市の退職者が法人の役員に就任したことによる運営への影響などについて検証を進めます。
 そのうえで来年3月をめどに報告書をまとめ、公表することにしています。

2024.09,29 首都圏 NHK NEWS WEB

 ようするに、川崎市を退職した職員がこの法人の役員に天下りし、関与している可能性が有るということです。
 この不正問題は闇が深いですね。退職した市の職員と関係があるとすれば、市と社会福祉法人を巻き込んだ不正事件ということになります。
 
 政治屋は選挙で落とすことができますが官僚は市民がその進退に関与することができませんからね。
 闇が深いですね。


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