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【就活登山vol.4】準備できてますか?自己PRについて


第4回≪就活登山≫のテーマ


こんにちは!
シナジーマーケティングの福尾です。

さて、就活登山vol.4ですが、
今回も是非最後までお付き合いください!!

今回テーマは・・・

『自己PRのポイント』

です!

よくある面接の質問ランキング上位のテーマですね。
また、学生さんから相談いただくのも多いテーマです。
これまでの就活登山でお伝えしたことと同様に「こうやれば大丈夫!」
というような、テクニック論というよりは、その本質に迫っていきたいと思います。

いつも通り、なかなかのボリュームになりますが、最後までお付き合いください!

■一番大事なこと


はじめに結論からお伝えすると、
一番大事なのは

【相手目線】

ではないかと思います。
その理由や、その上で大事にした方がいいのでは?というポイントをお伝えしていきますね。

■そもそも自己PRとは


面接をしていてよくあるのが、自己PRをお願いしたのに自己紹介で終わってしまっているケース。
確かに似たような感じはありますが
自己PRと自己紹介は似て非なるものなのでご注意ください。

自己紹介=自分ってこんな人です!
自己PR=自分のアピールポイントはこれ!


そう、このアピールポイント(=強み)をちゃんと相手に伝えることが自己PRです。
もう少し突っ込むと、自分のアピールポイントが過去の経験に裏付けされていて、
相手も「確かにそれはあなたの強みですね」と共通認識が出来て、
ようやく自己PRのスタートに立つといっても過言ではないと思います。
(詳しくは後述しますね)

その上で、そのあなたの強みが企業の中で求められる/活かせることなのか
このマッチングを確認するのが面接になるわけです。


ここからは自己PRが相手に伝わりやすくなるには?という観点で、
いくつかのポイントに分けて解説していきますね。

■ポイント①:流れ


よく言われることですが、結論から話すことを心掛けましょう。
なぜなら時間が限られているからです。
時間制約のない読みものであれば起承転結の展開で楽しめるのですが、
面接は時間の限られた中で行われるコミュニケーションです。

「何が言いたいのか」がわからないまま、
話が進んでいくと聞いていてしんどくなることもあります。(≒伝わらない)
ここで、冒頭に結論で話した【相手目線】が伝えるために大事になります。

様々なテクニックがありますが、有名なPREP法をご紹介しますね。
※必ずPREP法を使わないといけないというわけではありません

PREP法とは以下の頭文字を取った表現の仕方のことで、
説得力のあるプレゼンテーションを行う際に用いられる手法の一つです。

ーーーーーーーーーー
Point :結論
Reason :理由
Example:具体例
Point :結論
ーーーーーーーーーー

簡単に例をあげてみますね。

Q.自己PRをしてください or あなたの強みは何ですか?

A.
P(結論) :私は何事も諦めずに努力をする力があります。
R(理由) :学生時代、バスケットボール部に所属していた際、
      補欠からキャプテンにまで昇りつめた経験があるからです。
E(具体例):練習時間外に基礎練習を毎日1時間必ず行うことに加え、
     プロの試合を見て気づいたことをノートにまとめたり、
     自らコンタクトを取り社会人チームに混ぜてもらうなどの努力をしました。
     その結果、3年時にはレギュラーに選ばれキャプテンを任されました。
P(結論) :以上のことから、私は何事にも諦めずに努力をする力がつきました。

いかがでしょう。短いものですが、これでもアピールポイントが伝わりますよね。
時間が許すのであれば、ここに様々肉付けしてより相手にイメージしてもらうようにしていきましょう。

■ポイント②:イメージの共通化


相手(面接官)と共通のイメージができるか。これが非常に重要です。
自分自身の強みや経験が相手に伝わった上で「だったら当社で活躍してもらえそうだ!」と
双方の認識が一致した状態で入社しないと入社後にGAPが生じてしまいかねません。

また、自分では●●が強みだ!と思っていても、
相手にそう判断されないと独りよがりになってしまうかもしれません。
少し残酷に感じるかもしれませんが、「評価は相手がするもの」この認識を念頭に置いておきましょう。

では、お互いのイメージを共通化するために必要なことの1つは
【抽象の具体化】だと思います。
ふわっとしたことだけで伝えると相手側は勝手なイメージをしてしまいます。
結果、あなたの強みが正しく評価されない可能性があります。

例えば
・所属している組織の人数
・どれくらいの期間だったか
・掲げた目標の難易度
・なぜそれを目標にしたのか
・複数あるだろう課題の中で、なぜAという課題に取り組んだのか
・チームの中で自分自身が行動したこと
などなど

このあたりを具体的に話すことで相手も同じようなイメージができるようになってきます。
特に、最後に書いたような、「その環境下であなた自身が何をしたのか」という行動ベースで話すと、
初めに話した●●というアピールポイントにリアリティが増してきます。

・サークルで大会優勝に向けてメンバーのモチベーションを上げることに注力しました

で終わるより、

・サークルで大会優勝に向けてメンバーのモチベーションを上げるために、以下のことをしました
 ①メンバー20人と毎週30分面談を行い、一人ひとりの状況を確認、アドバイスをする
 ②過去半年分の録画されている10試合を分析し、ポジションごとにいい点/課題点をまとめ共有
 ③メンバーを巻き込み、対戦可能性のあるチームの試合を見に行き、直後にMTGを設定。
  実際対戦した時のイメージを一人ひとりが持てるように働きかけた

このように伝えた方が、どんなことをしたのか具体的にイメージができますよね?
実際にはこのあたりは面接時に深掘り質問として聞かれることも多いので、
何をどこまで話すかは状況によりますが、
少なくとも行動ベースで話せるよう整理はしておいた方がいいでしょう。

■ポイント③:表情や感情


人は非言語のコミュニケーションから一番多くの情報を得ると言われております。
(詳しく知りたい方は「メラビアンの法則」で検索してみてください)

高い目標に向かってめちゃめちゃ頑張ったことや、
チームで団結して一つのことを成し遂げた!みたいなことでも、
淡々と話されたら、聞き手には伝わりにくいものです。

みなさんも、会社説明会などで経験あるのではないでしょうか?
人事担当者が特に抑揚もなく表情の変化もないまま淡々と説明されると、
良いこと言ってるのかもしれないけど、
あまり興味を持たない(最悪眠くなる)というようなことが。
これと同じことです。

また、最近ではオンラインでの面接が普及し、
カンペを画面に張り付けてそれを読んでいる方を多く見かけます。
その是非は置いといて、書いてある文章を読み上げようとすると、
そこに感情はなかなか乗らず結果的に抑揚がない棒読みとなってしまう。

そして、面接官は相手の目線をよく見ています。
話している時に目線が右から左に絶えず動いていると
「あ、なんか読んでるな」と感じてしまうこともよくあります。
これではなかなか相手に伝わりません。

じゃあどうするか。
当たり前のことかもしれませんが、シンプルにたくさん練習をすることをオススメします。
アウトプットの機会を増やし、様々な人からフィードバックをもらい修正する。
それを繰り返していくと緊張や不安も緩和されていき、
表情に余裕が出てきて感情も乗ってくる。
結果、本来伝えたかったことが自然と話せるようになってきます。

友達とでもいいですが、イマイチ緊張感がないということであれば、
たくさんの社会人相手に自己PRをしてみてください。
便利な世の中なので、ネットで探せば色んな人が協力してくれますよ。

■アドバンス編:マーケティング視点を持つ


ここまでに記載したことに加え、さらに他の就活生と差別化していきたいと考えるなら、
マーケティング視点を取り入れて伝えるということも効果的だと思います。
そんな難しいことはありません。これまでマーケティングについて触れてなかった方でも問題ないです。

具体的にどうやるかについては、興味を持っていただけたら、当社の人事からレクチャーさせてもらいます!
お気軽にご連絡くださいね!

今回は以上になります!
冒頭にお伝えした【相手目線】に立ってコミュニケーションを取ることの重要性が少しでも伝わったことを期待しています。

これからも少しでも皆さんの役に立てるよう情報を発信していきますので、
今後ともよろしくお願いいたします!


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