変わり者たちは今日も創造する

社会不適合者

この前「あなたは変わり者だね」と言われ、ふと思いました。
同じ言葉を何度言われただろうか。そしてどれだけの人が自分の知らないところで言っているのだろうかと。

変わり者と呼ばれるのは好きではない。自分がそうだとは思わないし、そう言われると差別された気持ちになる。私から見れば他の人が変わっているように見える。これは逆差別?

東京で働いていた時常にこんなことを思っていた。

  • なぜみんな同じ服を着るのか。

  • 通勤風景を見て、なぜみんな決まった時間に同じ方向に向かって行進しているのだろうか。

  • なぜルールで縛られることが大好きなのだろうか。

さらにおうちをかけるように平凡なサラリーマン生活を強要してくる我が親。

そう言われると、自分ははみ出したくなる。そしてはみ出すのが心地よくうれしい。

Think Defferent.

先日、ある農家にお邪魔した。夫婦で発芽ニンニクの生産を行っており勉強熱心でとても興味深かった。「自分はこの辺では変わり者だから。」主人はそう言いながら日に焼けた笑顔を見せた。

そして今更ですが思い出した1997年のAppleの広告キャンペーン「Think Defferent.」。

オリジナルCM

日本語版CM


Here’s to the crazy ones. The misfits. The rebels. The troublemakers. The round pegs in the square holes. The ones who see things differently. They’re not fond of rules. And they have no respect for the status quo. You can quote them, disagree with them, glorify or vilify them. About the only thing you can’t do is ignore them. Because they change things. They push the human race forward. While some may see them as the crazy ones, we see genius. Because the people who are crazy enough to think they can change the world, are the ones who do.

クレージーな人たちがいる
はみ出し者、反逆者、厄介者と呼ばれる人達
場に馴染めない人達
物事をまるで違う目で見る人達
彼らは規則を嫌う 彼らは現状を肯定しない
彼らの言葉に心を打たれる人がいる
反対する人も 賞賛する人も けなす人もいる
しかし 彼らを無視することは誰にも出来ない
何故なら、彼らは物事を変えたからだ
彼らは人間を前進させた
彼らはクレージーと言われるが 私たちは天才だと思う
自分が世界を変えられると本気で信じる人達こそが
本当に世界を変えているのだから

https://ja.wikipedia.org/wiki/Think_different

この美しい散文詩のような文章は、時代を超えて世界の変わり者たちに勇気を与える。
私も同様だ。先の偉人に比べればなんの才能もない塵のような存在だが、こんな私でも何かをクリエイトせずにはいられない。それは呼吸と同じだ。

そして、「あの人変わってるね」と言われながら今日も世界中の変わり者たちが創造している。そう思うとなんだか勇気も出てくる。

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