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僕が小麦製品を勧めないワケ

小麦は世界で最も破壊された食材である。と言われています。

小麦製品を生活から除去するだけで、
「体の調子を取り戻しやすい」
「体重管理が容易になった」
と経験を語る人が多くいます。

そんな人達の中の一人であり、あのセルビア出身のテニスプレーヤー、ノバク・ジョコビッチ選手は小麦製品を生活から排除することで、より強靭で柔軟かつ疲れにくい身体を手に入れたと言っています。

それにもかかわらず、いつの間にか日本人の生活に小麦を含む食材、食事はなくてはならないものになりつつあります。

例えば、
パン、ピザ、揚げ物全般(コロッケ、トンカツ、唐揚げ、天ぷら、串揚げ)麺類全般(ラーメン、うどん、そば(十割そばを除く)パスタ)、ケーキ、焼き菓子などのスイーツ、餃子、ビール、お麩など

このように、小麦粉はありとあらゆる食材に含まれています。

アメリカでは2億人以上の人が何らかの形で小麦を摂取し、その結果として、国民の半分以上が生活習慣病(肥満、高血圧、糖尿病など)、心疾患、内臓疾患、皮膚疾患などを抱えています。

なぜ僕が「小麦を勧めないのか」を3つの理由があります。

・血糖値を急上昇させる作用
・中毒性
・品種改良の歴史

ソーシャルメディアや書籍でも小麦が悪者と言われる理由はこれらの要素でしょう。

この中でまず「血糖値を急上昇させる作用」について個人的な見解を紹介します。

この血糖値を上昇させる犯人は、

【アミロペクチンA】です。

この聞きなれない人も多くいると思います。

これは小麦に含まれる炭水化物の一つであり、血糖値を急上昇させる糖質です。

現在の小麦は炭水化物70%、たんぱく質10%、食物繊維15%、そしてわずかな脂質を含んでいます。

その小麦の炭水化物の内75%は消化のされやすいアミロペクチンA
そして、25%が消化されにくいアミロース

この違いは分子構造の違いによるものです。

そして、Aがあるなら、もちろんアミロペクチンBもアミロペクチンCも存在します。

アミロペクチンAより消化されにくい【アミロペクチンB】バナナやジャガイモに多く含まれます。

それよりさらに消化されにくい豆類に多く含まれるのが【アミロペクチンC】です。

これらはアミロペクチンAほど血糖値を上げる作用が強くないとされています。

消化されやすいアミロペクチンの種類の順番としては、
アミロペクチンA>アミロペクチンB>アミロペクチンC

この順番です。

つまりもっとも消化されやすい分子構造の炭水化物はアミロペクチンAで、

この消化されやすい炭水化物を含む小麦を摂取すると、血糖値の上昇率も高いということです。

小麦由来の糖質はアミロペクチンAを多く含んでいます。

先ほど、現在の小麦は炭水化物(糖質)70%、たんぱく質10%、食物繊維15%、そしてわずかな脂質を含んでいると言いました。

ここに、冒頭の小麦は世界で最も破壊された食材である。という理由があります。

それは何かというと、

現代の小麦が品種改良される前、つまり古代小麦は30%近くがたんぱく質なのです。

もち米などのいわゆる”もちもち”したものにはこのアミロペクチンAが多く含まれていると言われています。

小麦製品を摂取し、血糖値を急上昇させ、それをコントロールするために

インシュリンが出続け、

血糖値が急に下がると、今度はアドレナリンなどのホルモンの作用により、体が興奮状態になることで

血管壁にストレスをかける。

例えば、これがアレルギー症状や強い炎症がある人に起きたら、どうなるか考えてみてください。

体は興奮状態を抑えようとしているのに、どんどん体を興奮させる製品を摂取する。

体は気付かないうちに壊されていくのです。

炎症由来の反応の中には糖尿病、心臓病、アルツハイマー病、ガン、末端神経障害、難聴、失明などの原因になるものもあると言われています。

考えるだけでゾッとします。

ただ、これを読んで全員に小麦製品を排除しなさいとも言うつもりはありません。

現に僕はラーメンが大好きです。

僕の仕事はあくまで、情報発信や提案という形。間違いがないなんてことはないです。正直、無責任でいい加減ではありますが。

その辺りは、自己責任で情報を精査して欲しいのです。

自分の体に良いのか悪いのかだけでなく、
何故そうなるのか?
何故そうならないのか?
自分の体に責任を持つことがまず第一歩となるでしょう。

そのために、カラダにかかわる専門家は沢山います。

彼らは教科書の内容に限らず、自らの経験、技術を交えた情報を提案してくれます。

情報の全てが正しいかなんて誰にも分からないのですから。

それを鵜呑みにするのではなく、自分で取捨選択をしてください。

100人いたら100通りの「正しい」があるでしょう。

次回はその「中毒性」を取り上げたいと思います。

こちらよりどうぞ

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