顔の見える関係性を築くことで支援者集めに成功【dattochi home様│マンスリーファンディング事例】
Syncableには弊社ファンドレイザーによる、マンスリーファンディングやクラウドファンディング、サポートファンディングといった寄付キャンペーンの伴走支援サービスがございます。寄付キャンペーンの立ち上げ準備から公開、キャンペーン期間中により多くの支援者を集めるために、各団体様をサポートさせていただいております。
今回インタビューをさせていただいたのは、NPO法人dattochi homeの皆さんです。
子どもの居場所事業の拡大のためにマンスリーファンディングを行った際に、伴走支援を活用していただきました。
開催期間:2022年7月24日(日)〜8月31日(水)
達成金額:67,111円(年間805,332円)
支援者数:54人
今回インタビューを受けていただいたのは、今回のキャンペーンを担当した、理事の青井様です。
今回のマンスリーファンディングの目的を教えてください
青井:私たちは、もともと別の活動をしていた任意団体が集まった形でNPO法人となりました。それぞれの団体を応援してくださっている方はある程度いたのですが、一つの団体になってから、寄付を頂くお願いが出来ていませんでした。
何か応援しやすいきっかけがあればなと思っていたところ、マンスリーファンディングというものを知りました。毎月500円という、小額から寄付することが出来るので、ハードルも低く、寄付をしてくれる人もある程度集まるのではないかと思いました。今回集まった資金は、「子どもたちの居場所」の開催回数を増やすために使用します。
マンスリーファンディングの開始前の印象と、終了した際の感想を教えてください
お金だけじゃなく、団体内部の関係性も深まった
青井:はじめる前は、少し頑張れば目標達成できるかなと思っていました。でも、そんなに簡単ではなかったですね。実際は最初の方は全然寄付が集まらず、不安が大きかったです。増田さんと一緒に色々な施策をしたことで、最終的にやってよかったなと思いました。
もちろん寄付が集まったことも良かったことの一つですが、団体に関わってくれているボランティアさんなどの思いを記事にしたことで、より仲が深まりました。私は団体の理事なので、現場で活躍していただいているボランティアさん達とは今までそんなにかかわりが無かったんです。だから、現場に行っても「あの人誰だろうな」という感じだったのですが。笑
今回そんなボランティアさんたちの思いを記事にしてキャンペーンページに載せることになって、彼らの熱い想いを聞くことが出来ました。「こんなふうになったよ」とキャンペーンページを見せると喜んで頂けて、関係性を深めることが出来たなと思います。
成功要因について教えてください
序盤は個別の寄付依頼をたくさんした
青井:個別の寄付依頼と、理事の協力が大きな要因だったと思います。キャンペーンが開始したころから、一人ひとり寄付をしてくれそうな方、今まで団体を応援してくれていた方に寄付の依頼をしました。
そのおかげで、序盤の方は寄付者名を見たときに「あ、あの人だ」と顔が思い浮かぶような、知っている方からの寄付が多かったです。
理事のおかげで新しい繋がりを得ることができた
後半には、理事がすごく手伝ってくれて。理事の会社の関係者や、繋がりのある人に沢山声をかけてくださったみたいで、寄付者リストにはじめましての人が増えてきたんです。それでも、ほとんどの方が団体の活動する八王子に縁のある人たちで、「がんばってください」とメッセージを頂きました。
また、手伝ってくれた理事が、寄付をしてくださった知り合いの方との、食事の機会を作ってくれたんです。夕飯に誘われた際にお名前を聞いたら、寄付者名で見たことのある名前の方でした。それまで知り合いではなかったけれど、直接お礼を言う機会を作ってくれました。そんな風に、金銭だけのつながりではなくて、顔のわかる関係性になる導線も引いてくれたんです。
既存の色々な繋がりが役立った
あとは、私たちの団体は元々6つの団体でした。それぞれのコミュニティを円で例えたとき、沢山の人を巻き込めるポテンシャルがあります。いままではその繋がりを活かすことが出来ていませんでしたが、今回キャンペーンを行うということで、各団体を応援してくれている方々にも個別アタックをすることが出来ました。
多くの接点があることで、多くの潜在的支援者がいたと思います。それも今回の達成に繋がったのかなと思います。
今後の活動としては、どのようなことを考えていますか
当初の目標は達成
青井:このマンスリーファンディングと並行して助成金の応募をしていました。助成金採択の面接の際に、マンスリーファンディングが現在進行形で「寄付集めの努力」をしていることをアピールする材料になったんです。資金集めについて何も考えていないわけじゃないぞ、と説得することができました。マンスリーファンディングを達成できたのも大きいですが、それと共にこの助成金も採択されました。それによって当初の目標である、居場所の開催日数を増やすというのも、10月から8回くらい増やすことが出来ました。
色々なつながりを増やしていく
今後の目標は、地域の中で色々な接点を増やすことです。
居場所を増やしたことで、一人一人の子どもたちの様子が良く見えるようになりました。大人が少し困るような言動をする子は、その裏に何かを抱えていたり、未就園児のきょうだいを毎回連れてくる子がいたり、様々な状況を見ることができます。友達がいないわけじゃないけど、気が向いたら来るみたいな、そういう子どもたちもいて、色々な使い方をしてくれています。「居場所」ってそういうことなんだろうなと思っています。
あとは、商店街を歩いていて「待ってたよ!」と声をかけてくれる人や、公園で子どもたちとベーゴマやけん玉をやっていたら、UberEATSのカバンを持ったお兄ちゃんとか、お年寄りとかが来てくれて、新しい繋がりが出来たりします。ひと昔前のやりにくいおもちゃを置いておくことで、それの遊び方を知っている大人が教えることになり、結果的に大人と子どもがコミュニケーションを取る場を作ることができます。遊び場や、居場所を提供しています、子ども食堂やってますと宣伝すると、お母さんが「良いねそれ!」と、ママ友に伝えてさらに輪が広がったりとかもしていて。
そんな風に、どんどん繋がりを広げていけたら良いなと思っています。
今回の伴走支援の感想を教えてください
青井:何回もミーティングを行っていただいて、とても助かりました。基本団体運営の話はオフレコなので、普段話が出来る人があまりいないんです。でも、今回増田さんがいたおかげで、色々なことを話しながら決めることが出来ました。あとは、個人的にウェブ制作を行っていたことがあったので、今回のマンスリーファンディングの施策とマーケティングの話がところどころ被っていたりして、それを話し合える人がいたのは心強かったなと思います。
伴走支援者からの声
改めましてこの度は、団体さま初めてのマンスリーファンディング実施において伴走支援をご活用いただき、ありがとうございました!
dattochi homeさまは、八王子を拠点とした任意活動が集結した団体さまで、地域に寄り添った繋がりや子どもたちの居場所作りを「ワクワクする形」で目指されていることがとても印象的でした。
今回のマンスリーファンディング企画では、そんな活動や居場所の周辺で応援してくださる方々に地道にお声がけいただけたことと、事務局の青井さんを中心に、団体の活動の方向性をさまざまな形で団体内外に発信し続けてくださったことが、サポーターの伸びに繋がったのではないかと思っています。
今回サポーターとなってくださった方々の中には、理事や内部のみなさんの個人のお繋がりも多かったですが、中にはご自身でNPO活動をされているこれまで接点のなかった方からの申請もあったと伺っており、dattochi homeさまの活動自体が他の非営利団体さまからも注目されているのだとも感じました。
これまで以上に団体さまの提供されるさまざまな居場所に多くの人たちが集い、八王子や今の時代に合った新しい形のつながりが広がっていくことを願っています!
折を見て、子ども食堂やツリーハウスなどにもお伺いさせてください!
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