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映画『エル プラネタ』作品コメント

「Instagram最初の傑作!」と話題を呼んだパフォーマンス・アート<Excellences & Perfections>で時代を象徴するアーティストとなったアマリア・ウルマン。その後、Gucciのクリエイティヴデジタルプロジェクト#GucciGramに起用され、 Forbes 30 Under 30 「世界を変える30歳未満」30人に選出されるなど、その端正なルックスとファッションセンスを生かした作品を発表し脚光を浴びています。

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本作『エル プラネタ』では監督・脚本・主演・プロデュース・衣装デザインを務め、映画業界が熱視線を送るゴッサム・インディペンデント映画賞にて「ベストスクリーンプレイ」「ブレイクスルーパフォーマー」の2部門にノミネート!その存在感に各界から期待が寄せられています。

そんな本作をいち早くご覧いただいた著名人から作品コメントが到着!コメントチラシは上映劇場にて12/24(金)から全国順次配布予定です。

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ーコメントー

もう世界は変わってしまった。私が何を言っても仕方がないかもしれない。だけども彼女の顔を見ていると、なんともやり切れない気持ちになる。ぬくもりを差し出して、数字とかハートなんか投げ捨ててやりたくなる。けれども、アマリア・ウルマンという女性はたぶん強い。支配されるのではなく、パフォーマンスに置き換える事。そう観たいと思ってしまうのは、私もその渦の中の1人だからだろうか。
玉城ティナ(女優・モデル)

おしゃれで浮ついてる。けどそこに描かれているのは、先進国が陥る新しい貧困であり、現代のデカダンスだ。誰もが感じていることを、誰も思いつかない方法で形にする。これはまぎれもなくアーティストの仕事!
山内マリコ(作家)

どうにもならなくて
どうしようもないから
せめて面白おかしく堕ちていく
安心して生きていくということが
どうしてこんな贅沢になったのだろう
宇垣美里(フリーアナウンサー) 

笑えるのに泣けてくるし、いちいち画が美しい。
こういう作品を好きな人を、好きになってしまう。
カツセマサヒコ(小説家)

彼女たちは嘘をついているのではなく、
祈りをきちんと口に出しているだけなのかもしれません。
とんだ林蘭(アーティスト)

纏う事は希望なのだと感じた。
母娘が貧困生活を送っている中、どんな時もファッション(オシャレ)をとても大切にしていることが分かる。
モノクロの陰影に人物や衣装がより想像と印象をかき立てられる。
中島セナ(モデル)

経済的には崖っぷち、明日をもしれない生活。それなのに、モノクロの画面のなかで優雅に危うい綱渡りをする母娘から目が離せない。アマリア・ウルマン、新しいお気に入りの映画作家になりました。
山崎まどか(コラムニスト)

セレブリティや王室が大好きな母。夢に届かぬ娘。この美しきワケあり親子の姿はシスターフッドの向こう側にある最後の絆を映し出す。格差と分断にぶっ込んだ「生きている」ことへの全的な肯定。時代の寵児、アマリア・ウルマン(&実母)が放った本気の傑作!
森直人(映画評論家)

監督・主演のアマリア・ウルマンの批評的な表現に魅了され、観賞以降この映画のことばかり浮かんでくる。タイトルになっている「エル プラネタ」が親子にとってどんな場所なのかを想像すると胸が痛い。
浜レイラ(映画・音楽パーソナリティ)

暗雲立ち込めるスペイン経済を背景に、ままならぬ日々の中で、あてもなく生きる術を模索し続けていく母娘の姿に、心から自分を必要としてくれる存在と巡り会えることの尊さを垣間見た。
ミヤザキタケル(映画アドバイザー)

あくまでもハレを装い続ける彼女たち。ケを共有できる唯一の関係性は“共犯者”と表現するのが相応しいはずなのに、そう言い切ってしまえないのはどうしてだろう。きっとわたしたちは、生きづらさを自己責任だと放り出さず、その背景を想像しなくてはいけないはずだ。
ものすごい愛(エッセイスト・薬剤師)

冒頭5分の非日常的な会話に引き込まれる。しかし、それはすぐに彼女の日常であることを思い知らされる。自己顕示欲とか、承認欲求とか、そんな"何の腹の足しにもならない感情"が時に心の拠り所にも、行動の原動力にも、生きる目的にもなることを知った。
この映画には"リアリティ"が詰まっている。
ウイケンタ(ライター・コラムニスト)

今回映画を観て絵を描かせて頂きましたが1番好きなシーンは描けなかった。
「君の顔が好きだよ」と言われた時のレオの笑顔。
あの美しさをどうかその目で確かめてほしい。
世紀末(漫画家)

現実の欲求と違い、虚構の欲求には際限がない。際限ない欲求の為、更なる虚構を作り出すようになる。
現実を虚構が追い越し、現実を認識しない事で人は欲求を益々加速させるのだと思いました。
梅林太郎(音楽家)

飾らずに生きる。飾って生きる。それを認める。そのどれもが私であるような気がします。
荒谷翔大(yonawo)

何かが終わりに向かうときの空虚感、ヒリつきは、
なぜだかあったかく、愛おしい感触にすり替わっていた。
ユーモアと寂しさが詰まった映像、言葉、音楽を通して見えてきた厳しい現実、
それをスルリとかわそうとする人たちを愛さずにはいられなかった。
ermhoi(Black Boboi,millennium parade)

たとえ冷蔵庫が空っぽで絶望の味を舐めながらも、
夢と憧れを食べながら生きる母娘に、
人間の底知れぬ生命力を見せてもらいました!
クリス智子(ラジオパーソナリティー)

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