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映画『女神の継承』感想コメント、ゾクゾク到着!!

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韓国の地にまつわる「哭声/コクソン」と、今回タイが舞台の「女神の継承」この二作品によって〈土地にまつわる力〉というものは、たとえそれを人間が信じても否定しても
その理性を軽々と越えて、だれもその力から逃れる事など出来ない。
これがアジアの人々の、人と自然が対峙する世界観なのだと知らされることになる。
國村隼(俳優)
 
なんだこの口に出せない怖さは!
脳の奥を直接触れられたような湿気溢れる怖さ!
“異国の闇”では説明がつかない、本来我々ホモ・サピエンスが
太古の昔からもっとも恐れるタイプの恐怖!困った映画だ!
怖すぎでしょう!
あー 見なければよかった...
堤幸彦(映画監督)

肌にまとわりつくような湿気がいつの間にか心と身体を蝕んでいく。
微笑みの国・タイで描かれる絶望の物語は想像を遥かに超えるエンタメだ。
祈りの先にある、剥き出しの人間の言葉に出来ない感情を体感して欲しい。
白石和彌(映画監督)
 
「ブンミおじさんの森」が「エクソシスト」に?
これまで古今東西のあらゆるホラーに映画に感染されてきたが、
そのどれにも症状は当てはまらない。展開も演出もトーンも読めない。
本作は、“新型恐怖株”だ。
既知なる恐怖体験を、未知なる恐怖に変異させる。
我々に免疫力はない。
それでも観るのか?新型恐怖に憑依されるぞ!
小島秀夫(ゲームクリエイター)
 
おー。タイの農村風景素晴らしい。
異文化の濃密なトリップ感と昭和的な郷愁が共存する世界いいなあ……
とか思っていたはずが気が付けば
「それどころじゃねえ!!!」
外山圭一郎(ゲームクリエイター/株式会社ボーカゲームスタジオ)

アジアの「エクソシスト」と言ってもいい作品です。
ミン役ナリルヤ・グルモンコルペチの演技が素晴らしくて後半は目を離せませんでした。夜中にトイレに起きた時、彼女のことをふと思い出したら、背筋がゾッとしました。
五味弘文(お化け屋敷プロデューサー)

禍々しく異様なエネルギーに満ちた130分!
想像以上にアグレッシブな見せ場が満載で、
一度観たら絶対に忘れられないインパクトがある。
間違いなくこれはコクソンイズムを継承している!
人間食べ食べガエル(人喰いツイッタラー)

東南アジアの悪霊は物理攻撃が可能なのか!?
本作で描かれる祈祷バトルは日本人のお化け常識を崩壊させる
丸山ゴンザレス(ジャーナリスト)

タイに一ヶ月程滞在し、毎日歩き回って呪いなどを取材した経験がある私からすると、この映画は真実に近付き過ぎている。ホラー映画は歴史上過去何本撮られただろう。数百?数千?数万?そんなのもうどうでもいい。
私が言いたいのはこれだけ。
映画史上最恐。
はやせやすひろ/都市ボーイズ(放送作家)

オカルト業界に身を置いているとあることに気づく。
この世は《不可思議な理不尽》だらけである。
しかしそれを作品にすると嘘くさくチープになることが多い。
だがこの映画はそれを凌駕する説得力と怖さがある。
その理由は徹底的にオカルトと向き合った結果なのだろう。
是非《不可思議な理不尽》の持つ恐怖を体験してほしい。
岸本 誠/都市ボーイズ(放送作家)

宗教以前のアニミズムが現代にも色濃く残るタイ。北部イサーンで謎の女神を信仰する祈祷師一族、それだけで興奮する!
女神を継承するのは親族ただ一人。神からの一方通行、人に選択肢はない。受け入れても拒んでも過酷な運命が待ち受ける。
モキュメンタリーで物語は進むが女神の祭壇や儀式の様子がリアル過ぎて本当に存在するでないのか?と錯覚する程である。

終始不穏な空気が流れラストに向かってボルテージは最狂に!
こちらの想像を超えてくる展開に祈祷師一族と共に自分も悪霊と戦ってる不思議な感覚がある。
最後、女神を継承した1人『ニム』の言葉にハッとした。
田中 俊行(オカルトコレクター/怪談師)

"判る事"と"判らない事"の隔たりを模索する為に人は多くの時を消費した結果、"判らなくても良い"という楽しみ方を見出した。
『女神の継承』とは、その隔たりを模索した人々の帰着点では無いだろうか。
確かな実像として信仰という行為を描いた作品。
私はこの作品を数十年後も語り継ぎたい。
というか、めっちゃ面白いから、みんな見て!!
そして、祈りの先について語ろうよ。
Apsu Shusei(文様作家/世界の怪談蒐集家)


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